佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
FANGやGAFAといったハイテク株、グロース株が近年の米国株市場を牽引しており、リーマンショック後の米国市場を押し上げた存在です。
時代が進むにしたがってテクノロジーの重要性が増し、そのなかでもエヌビディア(NVDA)という半導体事業を行なっている企業が米国株のなかでも大きく注目されていました。
いったい、エヌビディアには今後も株価上昇の将来性はあるのでしょうか?
結論から言うと、どれだけ良い結果を出してもみんなの期待に応えられないなら株価は上がらないし、逆に下がります。
どれだけ良い結果だしてもみんなの期待に応えられなければ意味がないんだよ、エヌビディア君。
目次
2年で株価が7倍になったN君
エヌビディアは2015年末まで株価が動きませんでしたが、2016年以降に急成長を遂げています。
2016年の初めには35ドル程度だった株価が2018年になると200ドルを超えるんだからみんなワクワクしていました。
2016年頃から、アマゾン、ネットフリックス、フェイスブック、アップルなどのハイテク株が急激に盛り上がってきていて、2017年の米国株は買えば上がる右肩上がり状態になっており、今年の夏頃まではその状態が続いていたので、多くの投資家は急成長と伴って爆上げするハイテク株を買いまくっていました。
どんどん株価が上がると自分も乗り遅れたくないから買っちゃうのが人間の心理なのです。
GAFAが四騎士とか言われてすごいすごい!ってもてはやされていたし、みんな買うわけです。
だいたい、みんながもてはやし始めた頃がピークなのはすべての現象において共通ですね。
エヌビディアもそんな調子で爆上げしていったのですが、2018年10月2日の292ドルをピークに11月20日には133ドルになってしまいました。

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/chart/NVDA?ct=z&t=1y&q=l&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v
2018年10月2日まではエヌビディアはみんなの期待に応えていたんだ。
頑張って頑張ってアナリストとかいう評論家が予想する結果を上回る結果を出してきました。
しかし、10月2日以降エヌビディア君はみんなの期待に応えられなかったです。
テストで98点取っても、みんなが99点を求めていたら100点取らないとイケないんだよ。
そうじゃないとみんなの期待を裏切ることになるからね。
将来性はあるけど上がらない株価
エヌビディアはGPUというゲーム機や人工知能に使われる半導体を作っていて、世界でもトップレベルの技術を誇っていますが、どれだけ素晴らしい企業であっても決算が期待よりも悪ければ売りたたかれるのはグロース株の宿命です。
どれだけすごくてもいつまでも結果を出せるわけじゃありません。
エヌビディアの株価が上がるかどうかはみんなの期待に応えられるかどうかなので、期待に応えることができないとなるとズルズルと株価は右肩下がりになります。
これがエヌビディアの運命なのです。
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