
佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
まず、株式投資をするにはお金が必要です。
少し前までは100万円くらいはまとまったお金がないとマトモに投資できないというイメージがありましたが、現在ではネット証券で投資信託を100円から買える時代です。
手数料もネット証券ができる前は普通に数千円、数万円するのはザラであり、株を買うのにも直接証券会社のお店に行って購入するのが普通でした。
インターネットの普及によって以前までは日本株しか買えなかったのに、今では様々な国の株式を買うことができるようになり、簡単に、便利になっています。
現在ほど株式投資がやりやすくなっている時代はありません。
しかし、ほとんどの人の意識は株式投資の利便性向上とは違い、以前とほとんど変わっていません。
日本人の株式投資に関する知識はバブル経済のまんまではありませんか。
簡単に言えば、「日本人の株式投資はバブル時代でストップしている」のです。
日経平均株価の最高値が1989年12月29日の38,957円だったところから依然として最高値を更新していないことも1つの要因かもしれません。
この頃からの経験や知識がそのまま引き継がれていることが株式投資をする人が増えないという原因でもあります。
目次
そもそも投資するお金がない
そもそも株式投資をするのにはお金が必要となります。
どんなにクソ安い株でもお金がなければ買えません。
2000年代前半から始まった雇用改革で正社員ではなく、派遣、非正規雇用といった安いコストで雇える人を増やす改革を行なったので、お金に余裕のある人は1990年代よりも減っています。
派遣、非正規労働者、契約社員といった人達は、正社員に比べて福利厚生や給料、ボーナスといった面で圧倒的にコストカットされており、最低限の給料しかもらえません。
どれだけ頑張っても長く勤続していても賃金がほとんど上がらないという現状です。
お金に余裕がないので当然、株式投資に回すお金がなく、贅沢したり、結婚することも難しいという人が毎年どんどん増えています。
日本人の平均給与はバブル経済が終わった後から平均460万円から400万円の間を行ったり来たりしているので、今後給料が上がって上がった分を投資に回そうという流れは生まれそうにありません。
お金を消費しちゃって投資に回さない
実はこれが最大の原因だと考えていて、ほとんどの人は投資にお金を回すよりも消費にお金を回しています。
資本主義社会では、消費が命なので消費してもらわないと経済が回りません。
それゆえに、多くの企業は広告を出して「もっと買え!これを買え!」と広告でバンバン押してきます。
僕のブログに貼ってある広告も消費を促しているので資本主義というのは消費してナンボの世界です。
一方では投資を勧めて、一方では消費を勧めるという矛盾した世界が広がっているのが現実なのです。
やれ投資だ、やれ消費だというようにお金を銀行に置いておくよりも違うところへ動かして使うようにしないと景気が悪くなって生活も悪くなることから、様々な人がいろいろなことを言ったり、やったりしてお金を引き出そうとしているのが真実です。
僕のスタンスとしては、「しばらく放置するお金は投資に回取りたくした方が放置しているよりはマシだから投資しなよ」程度のものであって「投資で億万長者だぜ!」というのはかなりリスクを取るのであまりオススメしたくありません。
あえて勧めるならば、つみたてNISAでS&P500に投資することですね。
これで損をするならもう仕方ねえよ!って僕は思います。