佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
日本の中小株を中心に近年、他の投資信託を超える成績を残したひふみ投信ですが、僕はアベノミクスが終わったらひふみ投信も終わる気がしてなりません。
本日の基準価額です。 ☆ひふみ投信 42,927 +478 +1.13% ☆ひふみプラス 35,029 +390 +1.13% ☆ひふみ年金 12,893 +143 +1.12%
— レオス・キャピタルワークス公式ツイッター (@rheos123) 2019年1月25日
↑営業日に元気よく基準価格を発表するひふみ投信さん。
目次
今後のひふみ投信はヤバイかな

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=998407.O
↑こちらは過去1年間の日経平均【赤】、TOPIX【緑】、ひふみ投信【青】の暴騰率を表した表です。
みれば分かるとおり、2018年は投資してもプラスになるどころかマイナスになっています。
特に、アクティブファンドであるひふみ投信は不調であればあるほど損は大きくなります。

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=998407.O
過去10年間でみれば安倍ちゃんが復活した時から爆上げで日経平均、TOPIXを上回る成績を上げていてすごくいいように見えるんですが、2018年から下がり始めているんですよね。
ひふみ投信はアクティブファンドなのでインデックスファンドと違って独自のポートフォリオで運用していて、うまくハマれば好成績を残せるんですが、外れると指数を超える下落を普通にしでかすのでリスクをとってもいい人が投資するファンドです。
「ひふみ投信は過去の成績を見ればすごいんや!」って思う人もいるでしょうが、過去の成績をみれば誰でもそう言います。
重要なのはこれからも同じように好成績を上げられるかどうかです。
2013年からひふみ投信の基準価額が上がっているのはアベノミクスの影響が大きく、日本株の多くがアベノミクスの恩恵で株価が上がっています。
ひふみ投信が設定されたのは2008年12月なのでリーマンショック後で株価がどん底であったことも大きいでしょう。
つまり、上がる伸びしろが大きい時に始めたのでタイミングが良かった(だけ)ということです。
今後の日本経済の状況を考えるとこれからもひふみ投信が同じように他の指数を上回る成績を残すのは厳しいでしょう。
日本経済はアベノミクスの恩恵で株価が上がりましたが、正直言ってこれ以上上げるのは厳しいです。
日本は人口減少することがわかっており、今年の10月には消費税増税があります。
僕の予想では、消費税が上がった後の業績はかなり厳しいと思われます。
ひふみ投信が日本株で運用している以上は、日本経済の動きを無視することはできず、いくら不景気でも業績が良い企業を見つけても下に引っ張られるので、ひふみ投信一人勝ちは厳しいのではないでしょうか。
しかし、ひふみ投信もこのまま黙っているわけではありません。
最近では純資産額が多額の流入によって増えており、日本の中小企業に投資するだけではお金が余ってしまうのでアマゾン、ビザ、マイクロソフトなどの米国株もポートフォリオに加えるようになりました。
現在のひふみ投信は日本中小株と米国大型株のハイブリッドファンドになりつつあります。
上場延期してて草
ひふみ投信を運営しているレオス・キャピタルワークスは2018年12月25日に東証マザーズに上場予定だったのですが急遽、上場延期を発表しています。
個人的にはその頃は市場の状態が悪かったから上場するのやめたんかな?と思っているのですがどうなんでしょうか?
上場する5日前に上場中止ってかなりヤバくないですか?
公式サイトでは「投資家保護の観点から深掘りすべき事項が発生」が理由としています。
募集株式発行及び株式売出しの中止に関する取締役会決議のお知らせ
いつ上場するのかまだ決まっていませんが、市場の状態次第ではないかと思います。
ひふみ投信のご健闘をお祈りします。