佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
ファーウェイが今後もアメリカが排除する方針を継続するのであれば、アメリカ市場から撤退する可能性があるとCEOが述べました。
中国の通信機器大手ファーウェイの創業者が18日、NNNなどのインタビューに応じた。トランプ政権がファーウェイを排除する措置を取り続ければアメリカ市場から撤退する可能性もあると述べた。
トランプ政権がアメリカ企業に事実上ファーウェイとの取引を禁じる措置を取って以降、ファーウェイの創業者・任正非CEOがインタビューに応じるのは初めて。
任氏は、トランプ政権による圧力の影響で先月の業績が落ち込み、ことし通年の業績にも一定の影響がでると明らかにした。そのうえで今後の対応としてアメリカ市場から撤退する可能性もあると述べた。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190518-00000299-nnn-int 日テレNews24
アメリカの圧力によって、排除の動きが出ているファーウェイですが、排除する国からは撤退することには、あまりこだわっていないようです。
目次
ファーウェイは今後どうなるのか?
アメリカがNATOの同盟国や日本に対してファーウェイの使用をしないように求めていますが、現時点では、日本は基本的な立場としては、ファーウェイの製品は使わない方針で進んでいます。
この場合、スウェーデンのエリクソンやフィンランドのノキア、韓国のサムスンから通信設備を受け入れると考えられます。
ヨーロッパはアメリカの呼びかけに対しては、とりあえず保留という形で様子を見ている国がほとんどです。
アメリカの呼びかけに素直に応じたのは日本くらいですね。
ヨーロッパのなかでもG7に入っているイタリアが中国の一帯一路の計画に参加することを表明しており、ヨーロッパは中国の経済力を頼りにしている部分があるので、なかなかハッキリとした決断は難しいのかもしれません。
意外と中国は排除されない?
これまでの動きを見ると、アメリカの呼びかけに賛同しているのは日本くらいですね。
他の国はファーウェイの製品を使わないと明確には表明していません。
日本では9割方の人々が「ファーウェイは危険だからつかっちゃダメ!」という考えを持っていると思うのですが、実際にそこまで危険なのかはわかりません。
メディアでは「アメリカがファーウェイは危険だと言っているから日本も使わないようにしたほうがいいよね」という論調で話が進んでいるので、普通の人であれば、「ファーウェイ=危険」という図式で考えているはずです。
そうはいっても、アメリカの言うモノは良くて、中国の言うモノはダメという単純な話ではないと思います。
私たちの生活では、アメリカ製のものがたくさんあり、普段からたくさん使用しています。
検索エンジンやスマホなどはGoogle、アップルといった企業のものを使っている人が多く、そういったものは危険ではないとハッキリとは言えないでしょう。
それでも、中国はダメでアメリカは良いとなっているのは、きっと「支配されるならどっちがマシか?」という考えが前提になっていると考えられます。
日本はすでに、アメリカにどっぷりと浸かっているので、今さらアメリカから離れて独自の道を歩むのはかなり難しいです。
国防をアメリカに任せているし、経済もアメリカ次第、こうなってしまえば、アメリカにへこへこするのは当たり前です。
つまり、すでにアメリカにへこへこしているのに、中国にまでへこへこする危険は避けなければならないのです。
そう考えれば、無条件でアメリカが正しいという論調がまかり通っている理由がわかるでしょう。
すでに、アメリカにへこへこしているのだから、それで良いのです。
話が逸れましたが、メディアで騒いでいるほど世界はファーウェイを排除しないと僕は考えています。
むしろ、ファーウェイスゲェ!という感じで、特に考えもせずにファーウェイを受け入れる国が多いのではないでしょうか。
ファーウェイの通信技術は世界トップクラスなので、なんやかんや言いつつ、使うしかないよねっていう状況になりそうです。
ワイモバイルでもファーウェイ製のスマホは好調に売れています。
ファーウェイを排除するといってもなかなかアメリカの思い通りにはいかないと思います。
そんじゃ、また明日。