佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
半導体の革命児、エヌビディアの株価がピーク時の半分になっていました。

2018年10月2日には292.76ドルという高値を記録し、乗りに乗っていた半導体企業でしたが、アメリカと中国の貿易摩擦に巻き込まれてかなり下がってしまっています。
2018年12月26日の124.46ドルよりは若干上がっていますが、またいつ下落してもおかしくない状況にあります。
米中の貿易問題が深刻化すると半導体は結構つらい感じになってしまうので、半導体企業はどこも厳しい状態なのですが、エヌビディアも例外ではなかったようです。
目次
ハイテクブームが鈍化している?
2018年に入って2月に下がり、上昇して10月から年末に下がるという感じで順風満帆にはいかなっかったのですが、2018年はまだなんとかなるという雰囲気がありました。
しかし、2019年になってからは、そろそろ全体的にヤバくなってきたのではないか?という雰囲気が漂っています。
2008年のリーマンショックからすでに10年経っていることから考えても、いつヤバイことが起こってもおかしくない状況になっています。
トランプ大統領が強気に関税をかけまくっていることで世界経済がどんよりとした感じになっており、債券の利回りに関しても「逆イールド」という長期債券と短期債券の利回りが逆転する現象がかなり起こっていることを見ても、安心していられない状況です。
ハイテク産業は基本的に好景気の時にノリノリになる傾向があり、景気が不安定になるとポキッと折れてしまう豆腐産業でもあります。
景気に敏感なんですよね。
ハイテクブームを牽引しているGAFA(Google、Amazon、Apple、Facebook)の巨大ハイテク企業がアメリカで独占禁止法に抵触しているのではないか?という話も出てきており、ハイテク産業にとっては不安定な状況です。
エヌビディアもこういった影響を受けるため、しばらくは厳しいのではないでしょうか?
エヌビディアはどうなる?
エヌビディアは世界経済が安定するまでしばらくは低迷しそうです。
半導体を大量に必要としていた中国が不景気になって半導体を必要としなくなると半導体が余ってしまい、売れません。
米中の貿易摩擦により、お互いの国で企業の締め出しを行うようになれば、かなりの大ダメージでしょう。
世界経済のトップはアメリカですが、世界経済の成長エンジンである中国が落ち込めばだいたいの企業は苦しくなると予想されます。
世界一の市場である中国で売れないとなると厳しいですね。
世界経済が不安定な状況ではソーシャルレンディングなどの安定性を重視した投資が流行りそうですね。

エヌビディアが復活するのはしばらく後になりそうです。
そんじゃ、また明日。