佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
SBI証券の週間買付金額ランキング(NISA)において、2019/10/21 ~ 2019/10/25の間にランクインした銘柄を【1位】ソフトバンクグループ(9984)、【2位】ソフトバンク(9434)と独占しております。
目次
ソフトバンクはヤバいのか?
先日、ソフトバンクグループがWeWorkというコワーキングスペースサービスをしている企業へ1兆円の追加融資を決定しましたが、WeWorkはソフトバンクからの融資がなければ10月末には資金が枯渇するとまで言われていました。
ソフトバンクグループは、WeWorkのCEOであるアダム・ニューマン氏を1900億円もの退職金でWeWorkの経営から退陣させ、ソフトバンクから新しい経営者を持ってきています。
そもそも、WeWorkは近いうちにIPOで株式市場に上場する予定でしたが、WeWorkの経営状況がずさんだったことによりIPOは延期になり、評価額480億ドルとされていたものが80億ドルにまで下がっています。
ソフトバンクグループが1兆円(95億ドル)の追加融資をするというのは、すでに80億ドルとされる評価額と割に合わないと考えるのが妥当です。
そのため、人々はWeWorkへの追加融資は延命措置だと感じているわけです。
この行為により、これまで数々の事業へ投資し、成功させてきた孫正義氏へ疑問をもつ人が増えているようです。
ソフトバンクが大逆転する可能性
ソフトバンクは、WeWorkへの投資以外にも複数の企業へ投資をしています。
ソフトバンクが投資企業として大逆転するには、WeWorkを立て直す以外にも他の投資している企業が成長することも方法としてありえると僕は考えています。
世界最大ユニコーンのバイトダンス、香港上場を検討 https://t.co/G5q3om6S6R
— 日経電子版 国際 (@nikkei_intl) October 29, 2019
ソフトバンクが中国Tik Tokに出資、企業価値は「ウーバー以上」か
上記に挙げている記事は「バイトダンス」という中国企業が2020年1月~3月の間に香港市場へ上場するという内容のものと、ソフトバンクがバイトダンスに出資するという内容のものです。
TikTokのByteDanceが2020年第1四半期の香港での株式上場を否定
すぐに、バイトダンスの広報担当者が否定していますが、2020年に上場する可能性はありそうです。
バイトダンス(字節跳動)は動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営し、750億ドル~780億ドルの企業価値を持つ中国のユニコーン企業です。
バイトダンスのアプリであるTikTok(ティックトック)は、若者を中心に人気のある動画アプリで、月間ユーザーが6億人いるアプリとして2016年からサービスを開始して爆発的にユーザーが増えています。
日本でもダウンロード数が1000万近くされているため、今後の成長が期待されています。
ソフトバンクの株価も、このバイトダンスが上場するかもという情報で3%近く株価があがりました。
今後、ソフトバンクが投資している企業が株式市場へ上場したり、業績が上がってくれば、WeWorkの分を相殺できるかもしれません。
投資したすべての企業が上手くいくというのは普通に考えても、かなり難しいため、WeWorkがダメだからといって、ソフトバンクの投資がダメと決めつけるのは早いかも知れません。
そんじゃ、また明日。