バリュー投資のメリット

佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA

 

結論を先にいうとバリュー株はより大きなリターンをより低いボラティリティと安定性がある。

デメリットは、退屈で面白くないし、意外とやるのが難しいこと。

『行動科学と投資 その努力がパフォーマンスを下げる』という本のなかの「バリュー投資に関する証拠」という箇所には簡潔にバリュー投資のメリットが挙げられている。

 

簡単に書くと、

PBRが低い株はPBRが高い株よりもリターンが大きい

PERが低い株はPERが高い株よりもリターンが大きい

などの結果が複数のバリュー投資に関する本で紹介されている。

PBRとPERは株がどれだけ割安なのかを表す指標としてデータでみることができる。

 

目次

バリュー株が買われないのはなぜか?

バリュー株の多くは知名度や売買される量が少なく、投資家からしたらパッとしない銘柄が多い。

また、株価の変動も大きく変わる機会もグロース株に比べて少ない。

簡単にいうと、人間の心理的にはあまり買いたくなるような銘柄ではないことが多い。

他の人が買うかどうかといえば、そんなに買うということもなさそうな銘柄が多い。

 

そんなわけで、バリュー株への投資は人気がない。

バリュー株への投資が客観的なデータを見て良いとわかっても、人間の脳にとってはあまり良いようには感じないということもある。

バリュー株を買って利益を上げるやり方は多くの人にとって魅力的には見えないし、他の人とは違うものに投資することになるし、みんなが買わなそうな株は買いにくいという心理的なデメリットがある。

ざっくりいうと、バリュー株への投資は脳には魅力的に感じないというのがデメリットとしてある。

 

他の人が買いそうに思えない株が多いので、そういった株に投資するのは心理的なハードルがあるのだ。

 

他人は気にせずにデータで買う

PBRとPERが低くて割安だとわかる株は探せばある。

しかし、この株を買っていいものかと不安になることもある。

たいていは調べても話題に出てないことも多いから買っても大丈夫か気になる。

 

これに対する対策はデータを見て判断するということだ。

X(ツイッター)や掲示板の投稿などを見ても客観的に判断はできない。

指標や四季報を見て判断するのがいい。

買う株が客観的に見て割安で今後上がると判断できれば買う。

自分で事前にルールを作ってその通りに買う銘柄を選んで、売買すれば余計なことをせずに済む。

いうのは簡単だけれども、実際にやるのは難しいけれども、なんとかできるようにデータで判断して売買するように努めるしかない。

 

極力他人の意見を無視して客観的なデータを見てルールに基づいて売買することが求められるので、他人の意見を聞いて安心したいとか意見を参考にすることがあると投資がブレることもありえる。

 

指標や四季報などのデータで判断するようにできるのであれば、かなり良いリターンを得ることが可能になる。

なかなか難しいかもしれないけれども。

 

そんじゃ、また明日。