佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
ZOZOTOWN(ゾゾタウン)から企業が離れていく傾向が見られ、株価も去年の夏から半分程度に低迷しているゾゾタウンですが、原因はやっぱり前澤社長にあると言えますね。

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本業よりもツイッター
ゾゾタウンの前澤社長は去年からツイッターで様々な発言をすることでネットでもテレビでも話題になりました。
女優の剛力彩芽との交際や、月への宇宙旅行、1億円のお年玉キャンペーンなど様々な話題で注目を集めるようになり、本人もツイッターにのめり込んで、本業をおろそかにしていたと多くの人に思われています。
ツイッターで話題になっているだけで、決して本業をおろそかにしていたわけではないと思いますが、企業の経営者がSNSなどで発言し、注目を集めるのは企業にとってはあまり良くない場合が多く、ZOZOに投資をしている人からすると前澤社長の振る舞いは不利益でしかありません。
ZOZOTOWN新春セールが史上最速で取扱高100億円を先ほど突破!!日頃の感謝を込め、僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします。応募方法は、僕をフォローいただいた上、このツイートをRTするだけ。受付は1/7まで。当選者には僕から直接DMします! #月に行くならお年玉 pic.twitter.com/cKQfPPbOI3
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2019年1月5日
アメリカでもテスラモーターという電気自動車の企業を経営しているイーロン・マスクという人がいますが、彼もインターネット上での言動により、話題を集めた時期があります。
彼は、企業の業績や方針をツイッターなどで発言し、たびたび株価を乱高下させたりと株主をひやひやさせる言動が多々ありました。ネット番組では、合法ではありますが、マリファナ(大麻)を吸ってみたりと、様々なことで物議をかもすことをしていました。
Ripley pic.twitter.com/Z9Ztram8Ai
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年3月1日
有名企業の経営者がインターネット上で様々な言動をすることで多くの人の注目を集めることができ、広告宣伝の視点から見れば、お金がかからず、注目を集めることができるので、こういったSNSを使った宣伝は一見、効果的に見えます。
しかし、企業の経営者がインターネット上で様々なことをすることで注目を集めることが必ずしも良い方向へはいかず、むしろ、悪い方向へと向かうことが多いです。
多くの企業はイメージを大事にしており、どんな企業であれ、イメージが悪いと売り上げや利益に影響します。
ZOZOの前澤社長を例にすれば、社長本人が目立つことで多くの人がZOZOに注目することになりますが、前澤社長の振る舞いをみんながみんな快く受け入れるわけではありません。
すでに、一部の人は前澤社長の振る舞いを嫌っており、一部のアパレルブランドの企業もZOZOから撤退していることから、社長の振るまいを嫌う人は一定数いるのです。
企業の社長が、女優と付き合ったり、月に行ったり、お金をばらまくのは個人の自由ですが、一般的にそういった言動は一般人にとって良いイメージを持たない場合が多いです。
企業の社長に求められているのは、経営の手腕であり、結果です。
芸能人や有名人であり、知名度で商売しているのであれば、前澤社長の振るまいも納得できますが、企業の経営者として芸能人のような振る舞いをすることは、投資家やビジネスの相手は求めていません。
本業に集中します。チャレンジは続きます。必ず結果を出します。しばらくツイッターはお休みさせてください🙇♂️
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2019年2月7日
会社の社長は目立たないほうがいい
会社の社長は基本的に目立たないほうが、経営がうまくいく傾向があります。
羽振りの良い、豪華な生活をするのは個人の自由ですが、それをおおっぴらにすることは会社経営の立場から見れば、マイナス要素であると考えられます。
社長個人の振る舞いの影響は社長が考えているよりも大きく、会社のトップにより、企業の命運が大きく左右されるのです。
本人がたいしたことではないと思っていても、周りの人たちはたいしたことだと思っているはずです。
ビジネスの観点から言えば、企業のトップが好き勝手にいろいろ発言したり、やったりすると株主や投資家からすると迷惑だとおもわざるを得ないのです。