佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
2019年5月1日から元号が平成から令和に変わるのですが、日経平均株価は平成元年である、1989年12月29日の3万8915円87銭をピークに下落し、そのまま停滞しているのが日本経済の現状です。
現在の日経平均株価が21000円程度であることを考えると、ピークの6割くらいですよ。
いくらバブルだったからといって30年も最高値を更新できていないというのはいったいどういうことなのでしょうか?

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すっかり勢いがなくなった日本経済
1980年代末までの日本は絶好調がデフォルトの時代であり、買えば上がる!明日はもっと上がるという勢いで良い感じになっていたのですが、1989年の大納会をピークに日経平均株価が暴落し、1990年の10月には2万円を下回るまでに暴落してしまいました。
その後も、ずるずると下がっていき、民主党政権時代には8000円台まで落ちてしまいました。
過熱した経済を冷ますために、政府が規制をかけたことで、一気に経済が下火になってしまって日本ですが、これほどまでに経済が失速するとは当時の人々は考えていなかったでしょう。
多くの人が上がるからといって、借金してまで土地や株を買っていたことを考えると、経済が下火になれば、塩漬けになります。
それがずっと続いたことで、日本がどんどん停滞することになりました。
今はその時よりもはるかにマシであり、2万円を超えていますが、日銀が買い支えているなどの官製相場であることを考えると、まだまだ日本経済は復活する一歩手前くらいであると言えます。
日本経済が復活して右肩上がりにならないと、日本株に投資しようと思う人もなかなか増えません。
東証カジノと言われるように、上がったり下がったりを同じレンジでずっと繰り返している市場では、上がるか下がるかの相場に投資することは難しいと考えるのが普通であり、日本では長期投資よりも短期投資、デイトレードが盛んであることを考えれば、日本経済が右肩上がりにならなければ、未来は明るくありません。
日本を復活させるには人口を増やせばいい

日本を復活させる手っ取り早い方法としては、人口を増やすのが一番わかりやすく、効果があります。
優秀な人材を育てるとか人工知能やロボットを活用するなどの解決策がありますが、優秀な人材を育てるには時間もかかるし、効果があまりなさそうです。
AIやロボットを活用しても、それでは人口は増えないし、税収も増えません。
AIやロボットは労働力不足の解消に貢献しますが、それくらいしか解消できません。
経済を活発化させるには、消費者が必要であり、生産者もたくさん必要です。
人間が増えれば、様々な問題を解決できるのですが、現在行っている政策は、人工知能やロボットの活用、外国人労働者の受け入れなどの目先の解決ばかりのものが多いのではないでしょうか?
少子高齢化が問題になっているのに、効果的な解決策を採用しないのはなぜなのでしょうか?
子ども1人が生まれれば、100万円あげちゃいますキャンペーンをやるなどすれば効果があると思います。
もっと良い方法があれば、その方法を採用してお金を使えばいいのです。
少子化を解決するには時間がかかることはわかっていますが、長期的な視点で見れば、日本人の人口をどんどん増やすことが日本を復活させる一番の方法であることは明白です。
財源がないとか財政健全化しなければならないと考える人もいるでしょうが、ここは思い切ってお金をたくさん使うしかないと僕は思います。
現代貨幣理論の論理であれば、今よりももっとお金を使うようにできるかもしれません。
財政も大事ですが、膨らみ続ける予算と国債を見れば、財政健全化がなんかアレなのはわかるはずです。
ここは思い切って少子化対策にお金を投入することで日本がまた伸びる国になると思うので、ぜひ人口を増やすための政策をバンバンやってもらいたいと思っています。