佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
近年、エナジードリンクが世界で爆発的に売れるようになり、エナジードリンクの消費量が増えています。
レッドブルやモンスターエナジーといったブランドがエナジードリンクのシェアを多く占めています。
この記事では、2強の片方である、モンスタービバレッジについて述べていきます。
モンスタービバレッジは2002年に主力ブランドの「モンスターエナジーシリーズ」を出し始めた頃から急激に成長しており、2012年には、主力ブランドのモンスターの名が付いた「モンスタービバレッジコーポレーション」に社名を変更しています。
目次
コカコーラも参入したいエナジードリンク業界
コカコーラも以前はBurnというブランドのエナジードリンクを出したりと、エナジードリンク業界への進出を何度かうかがっていますが、全然シェアを取れていないのが現状です。
この前もコカコーラ風味のエナジードリンクを発売しましたが、そこまで売れているようには感じられていません。
しかし、コカコーラはモンスタービバレッジの株式を約19パーセントほど保有している筆頭株主であることから、コカコーラからエナジードリンクを出すよりもすでにブランドを築いているところを買収するほうが効果的かもしれません。
ブルームバーグのデータによれば同社はモンスター株を約19%保有する筆頭株主であり、さらにモンスター商品の流通も手掛けている。アナリストの間では、コカ・コーラが時価総額300億ドル近いモンスターを完全買収するのではないかとの観測が以前からあった。しかしコカ・コーラが自社ブランドのエナジードリンクを発売し、さらにコーヒー店チェーンの英コスタを51億ドルで買収する手続きが今年完了したばかりであることを考慮すれば、モンスター買収は遠のいたとみられる。
レッドブルとモンスターエナジーの2強
エナジードリンク業界ではレッドブルとモンスターエナジーの2強状態となっており、レッドブルとモンスターエナジーで7割以上のシェアを占めています。
市場シェア
IRIのデータによると、今年3月時点のエナジードリンク市場のモンスターのシェアは前年同月比3.5ポイント低下の35.4%だった。「レッドブル」で知られるレッドブルのシェアは1ポイント弱低下し38.2%。一方、バイタル・ファーマのシェアは1%強から8.3%に急増した。
モンスターは最近、バングに対抗し新飲料「REIGN(レイン)」を発表したが、アナリストの間では評価が分かれている。引用:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-16/PQ1DEW6K50XW01
最近では、バイタル・ファーマスーティカルズという企業が3番手として急成長しており、レッドブルとモンスターエナジーのシェアを奪いにきています。
※バイタル・ファーマスーティカルズについて検索してもほとんど情報が出てきません。
買収するにはかなり規模が大きい?
コカコーラは以前にコーヒー店チェーンの英コスタを51億ドルで買収していることあら買収をすることは考えられますが、モンスタービバレッジは300億ドルを超える時価総額を誇る企業であり、S&P500指数にも組み込まれている企業なので、かなり難しいかもしれません。
19%ほどの株式を保有していますが、これ以上保有率を上げて買収するのは、厳しいと思われます。
モンスタービバレッジは今後も成長する?
エナジードリンクの業界は毎年規模を拡大しており、モンスターエナジーというブランドを持っていることから、今後も高い成長を維持すると予想されます。
モンスターエナジーは、日本では一本190円(本体価格)で売られており、アマゾンでケース買いしても一本170円程度までしか値段が下がりません。
レッドブルやモンスターエナジーの強いところは、高い値段でも売れるブランド力です。
他のエナジードリンクのブランドでは、一本130円や100円という安い価格で出しているものもありますが、モンスターエナジーなどのブランドには負けています。
今後もモンスターエナジーが一本200円近い値段で勝負し続けることができれば、今後も成長していくことは十分に可能だと考えています。
そんじゃ、また明日。