
佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
昨年は政治的理由からトルコの通貨であるトルコリラの価値が急落し、トルコ国内やトルコに投資していた人に大きな損害を与えました。
このような場合、トルコに住んでいる人は自国通貨であるトルコリラの価値が急落することの影響はある程度はどうしても受けてしまうので、資産を他のものに変えても金銭的な問題があると思います。
しかし、トルコに投資している人はトルコに投資しているだけであって、トルコに投資していなければそもそも問題ありません。
僕が疑問に思っているのは、トルコや南アフリカの通貨であるトルコリラや南アフリカランドに投資している人はヤバイんじゃないか?ということです。
別に、トルコに住んでいてトルコリラに投資しているとか南アフリカに駐在していて南アフリカに投資しているとかならアリだと思いますが、多くの人はトルコや南アフリカに行ったことないし、そもそもトルコや南アフリカのことそんなに知らないのではないかと僕は思ってしまうのですが、どうなのでしょうか。
もしかしから、トルコがどこにあるのか知らない人もいるのではないでしょうか?笑
トルコや南アフリカが周辺の国とどういった状況なのか?産業はどういったものが主力なのか?人口の比率や人口増加の予測はどうなのか?財政はどうなのか?などの様々なことが分かっていて投資しているはずですが、ちゃんと調べている人はそもそもどれくらいいるのでしょうか?
僕にはトルコや南アフリカについてほとんど知らないけれども何となく、トルコリラや南アフリカランドにお金をぶっ込んでいる人が多いとしか思えません。
トルコや南アフリカといった国は日本と違って通貨の価値が不安定です。
日本人からしたら円は普通に思えますが、世界からしたら円は異常です笑。
異常と言っても良い意味で言っていて、円はアメリカドルやユーロといった通貨と同様に世界の通貨のなかでは信用があります。
つまり、円やドルといった通貨のように信用がある通貨はごくわずかであり、他の多くの国で発行されている通貨は価格が不安定で、すぐに価値が暴落してもおかしくないです。
新興国の通貨は日本人からしたら考えられないほど価値が下がることがまあまああるのです。
最近のニュースではベネズエラのインフレが去年70万%になったという報道もあります。
2019年の予測では1000万%になるそうです笑。
インフレ率、170万%=IMF「今年は1千万%」―ベネズエラ
【サンパウロ時事】南米ベネズエラの国会は9日、2018年のインフレ率が170万%に達したと発表した。
国際通貨基金(IMF)は今年のインフレ率を1000万%と予測している。
ベネズエラは有数の産油国だが、原油相場低迷やマドゥロ政権の価格統制などの失敗により経済が破綻。近年200万人もの市民が国外に脱出した。マドゥロ大統領は8月にデノミ(通貨呼称単位の変更)を実施したが、混乱は収まらなかった。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190110-00000032-jij-int
時事通信社
新興国の通貨に投資するメリットは高い金利であり、投資するだけで大きな利益がありそうに見えますが、大きな利益が得られるということはそれ相応のリスクも当然あります。
高い金利で釣られてしまい、お金をぶっ込んだ人は去年の暴落でつらい経験をしたはずです。
トルコリラや南アフリカランドなどの通貨に投資するときは1度じっくり考えた方がいいです。