
佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
厚生労働省の「毎月勤労統計」という統計に不備があったことで調べてみたところなんと、56の「基幹統計」と呼ばれる調査のうち、22の調査に何らかの問題があったことが明らかになったことで、国の重要な統計調査である約4割の基幹統計に不備があったことが発覚してしまい、てんやわんやになっています。
毎月勤労統計調査とは?
賃金、労働時間及び雇用の変動を明らかにすることを目的に厚生労働省が実施する調査です(調査の概要と用語の定義はこちらをご覧下さい)。
その前身も含めると大正12年から始まっており、統計法(平成19年法律第53号)に基づき、国の重要な統計調査である基幹統計調査として実施しています。引用:毎月勤労統計調査って何?https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/12/tp1201-1.html
毎月勤労統計は働いている人の給料や労働時間などを調べる統計であり、働いている人の多くに関連する統計です。
今回の問題では、統計に不備があったことで実際のデータとは異なる結果を出してことによって、社会保障や税金などに関係してくることが問題視されています。
社会保障である、年金や生活保護、保険料、税金は国の統計を元にしてどれだけ支出するのか?どれだけ徴収するのか?などを決めています。
基幹統計に問題があると、これらの間違ったデータを元に支出や徴収を決めているということなので、本来であればもらえたはずの金額よりも少なかったり、本来であれば払わなくて済む金額を払っているという問題が生じてくる可能性があります。
国の統計は普通であれば、しっかりしているので問題ないと考えますが、今回の問題で多くの統計がデタラメであることがわかってしまいました。
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最近、データの改ざんとか多いよね

近年の日本では、データや資料の改ざんや隠蔽、破棄が多いと感じます。
今まで、そんなことなかったのに最近では結構な頻度で調査やデータに問題があることがわかってきています。
省庁で働いている官僚や役人の人は優秀だと思っているのですが、いったいどうしたのでしょうか?
今回の問題では、厚生労働省の統計が問題視されていますが、厚生労働省って省庁のなかでも結構ブラックなところで、残業がたくさんあることがつい最近わかっています。
毎月勤労統計に不備があったのもこういった労働が関係しているのかもしれません。
ブラック企業や労働に関して取り扱っている部署がブラックだなんて不思議な国だわ、日本。
1月26日に自民党の森山裕国会対策委員長が「今回の問題はさほど大きな問題ではないと思う」って発言しているけど、本当にそうなのかな?
「さほど大きな問題ではないことを願いたい」じゃないの?というのが僕の勝手な憶測です。
日本の将来が心配です
僕は日本の将来が心配です。
少子高齢化で日本は衰退していく運命は避けられません。
今回の統計問題でもし間違っているのであれば、「日本は全然少子高齢化していません!」という統計を出してもらいたいです。
残念ながら、少子高齢化は事実であり、日本人の平均年齢は45歳ということでほとんどおじさん、おばさん以上になっているのが現実です。
基本的に国の活力は若い人が中心なので、若い人口が多ければ多いほど国の未来は明るいのです。
しかし、日本では2018年の出生数が92万人ということですでに年間100万人を切っており、来年には90万人を切る勢いで少子化が進行しています。
それに反比例して高齢者はどんどん増えていきます。
果たして、これからの日本はいったいどうなってしまうのでしょうか!?
みなさん!日本のことについてもっと真剣に考えてください!