佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
ソフトバンクのIPOが終わってから1ヶ月が経ちますが、相変わらず公開価格の1500円を超えていません。
ソフトバンクのIPOに参加に参加した人のなかにはすでに株を売った人もいますが、まだまだ保有し続けている人も多いはずです。
そんなあなたはきっと「株価が1500円超えたら売っちゃお!」と思っているだろう。
俺には分かる。俺もそう考えているからだ。
残念ながら、その願いは叶わないかもしれない。
ソフトバンクの株価は1500円を超えずに停滞し続けるかもしれないからだ。
目次
1500円を超える時はいつなのか?
実は、ソフトバンクの公開価格である1500円は結構強気の価格であったことを知っているだろうか?
1500円という価格はKDDIやNTTドコモと比べて、PERと呼ばれる株価が割安か割高かを表す指数では、ソフトバンクは他の2社に比べて割高である。
ソフトバンクの株価の適正価格は1000円だと言っている者もいるくらいだ。
しかし、株価というのは様々な要因を含んでいるため、そう簡単に理論が通じるものではない。
現に、株価は1400円前後で留まっているからだ。
今後もソフトバンクの売り上げや景気の動きによって株価は予想を超えた動きをするだろうが、1500円を超えるには大きな追い風が吹く必要があると考えている。
今の日経平均株価が2万円ちょっとだとすると、ソフトバンクの株価が1500円を超えるには2万3000円程度の数字が必要ではないかと予想される。
今後のソフトバンクの株価上昇の材料としては3月の配当金がある。
ソフトバンクの株価が1500円を超える最初のチャンスはここだと考えられる。
日本の個人投資家は、配当金目当てに高配当株を買いあさる傾向がある。
この3月の配当を目当てに今後、個人投資家やその他投資家がソフトバンクの株を買うことが予想される。
その時に、株価が1500円を超えるチャンスがやってくるかもしれない。
あくまでも可能性の話であって、市場の状態が悪ければ当然超えることは難しくなる。
そう簡単に1500円を超えるとは思わない方がいい。
株価が下がる要因はある

株価が上がる要因よりも下がる要因の方が実は多いのがソフトバンク。
特に、ファーウェイとの関係が大きな問題になってくるだろう。
ソフトバンクはファーウェイと深い関係を持っているからだ。
通信基地局などではファーウェイ製のものを使っており、17年度だけで、ファーウェイと中興通訊(ZTE)の2社から約170億円分の基地局を購入したこともわかっている。
世界でファーウェイ排除の動きがあるなかで、ソフトバンクは政府の意向に従うと言っているが、内心ではファーウェイと関係を断つことに躊躇している。
今後、ファーウェイへの風当たりが強くなると、間接的にソフトバンクにも影響が出てくることは間違いない。
ファーウェイとつながっているソフトバンクは大丈夫なのか?ということで問題視されると少し痛い。
いや、ネチネチとファーウェイとソフトバンクの関係について取り上げられるとボディーブローのようにダメージが来るから結構痛いのかもしれない。
今後は、こういった不安要素もありながらの動きになるので、ソフトバンクの株価は楽観視できるほど甘くはない。
いずれにしろ、株価がどうなるのかはわからない。
不意に訪れる大きな動きに対して対処できるように準備する必要がある。
ソフトバンクIPO参加者が報われることを祈っている。グッドラック。
はIPOに力を入れています。IPOをするなら開設しておくだけでもお得です。