佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
リクルートホールディングスが発行株の7.16%にあたる1億2,150万株を売り出すと発表しました。
リクルートホールディングス(6098.T)は28日、最大1億2150万株の(発行済株式数の約7.16%)の株式売り出しを決議したと発表した。売り出し価格は未定。28日終値の3313円をベースにするとオファリング総額は4025億2950万円となる。
また800億円・3000万株(発行済み株式数の1.79%)を上限とする自己株式取得も決議した。
出典:ロイター https://jp.reuters.com/article/recruit-stock-idJPKCN1VI0NV
3,000万株の自社株買いも実施するようですが、この自社株買いがなんのためにやるのかよくわかりません。
大量の株式を売り出して、買い戻すという行為になんのメリットがあるのかよくわかりませんが、たぶん、お気持ち程度の株価上昇を促すための自社株買いだと思われます。
目次
リクルートは買い?
リクルートHDは傘下にある就職情報サイト「リクナビ」を運営しているリクルートキャリアが内定辞退率を人工知能、これまでのデータの分析で割り出し、その情報を企業に売っていたことで問題になりました。
リクルートホールディングス自体は、直接は関与していませんが、傘下の企業が行っている事業でこういった問題があると、リクルートホールディングスのイメージや評判にとっては、マイナス要素であるとしか思えません。
時期としては、こうした問題が起きた後に売り出しとなると、売れ行きはイマイチピントきません。
僕なら買わない
株式投資において、雰囲気やメンタルというものはかなり影響を及ぼすものだと僕は考えています。
いくらすごい企業であっても、その時の相場や企業のイメージで株価は変わります。
増収増益の決算を発表しても株価が上がるどころか、下がる場合も普通にある株式投資の世界において、論理的な判断よりも感情的な判断が勝る場面は多々あります。
リクルートホールディングスの売り出しについては、売り出す時期が悪いのではないかと思っています。
そんじゃ、また明日。