佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
SOXL(ディレクション・デイリー・セミコンダクター・ブル)というレバレッジETFをご存じでしょうか?
SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)とは、半導体の製造・流通・販売を手掛ける企業(インテル、AMD、クアルコムなど30銘柄)の株式で構成される単純平均株価指数で、アメリカのフィラデルフィア証券取引所が算出・公表しています。
SOXLは、フィラデルフィア半導体株指数の3倍(300%)の日次投資成果を目指すETFです。
エヌビディア、クアルコム、テキサス・インスツルメンツ、インテル、ブロードコム、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、マイクロン・テクノロジーなど、組入れ上位銘柄を見れば分かるとおり、半導体製造に関連する企業がメインとなっています。
半導体を製造している企業は、景気動向に大きく左右されるため、株価の動きは一般のハイテク銘柄よりも大きくなる場合があります。
画像出典:https://www.bloomberg.co.jp/quote/SOXL:US
2016年以降は上げ下げを繰り返しながら、上がりつつあります。
1年トータルリターンは、215.17%です(2020/01/16時点)
景気の見通しが良い時は、かなり大きく上昇するので、一部の投資家から注目されているETFです。
目次
SOXLはTECLよりも動きがすごい
2019年のリターンを見ると、SOXLはTECLよりも動きが激しいです。
TECLは、正式には「ディレクション・デイリー・テクノロジー・ブル3X」といい、テクノロジー・セレクト・セクター指数の運用実績の3倍(300%)の投資成果を目指す、レバレッジETFです。
マイクロソフト、アップル、ビザ、マスターカード、インテル、シスコシステムズ、アドビ、セールスフォース・ドットコム、オラクルなどで後世されているのが、テクノロジー・セレクト・セクター指数の構成銘柄となります。
TECLの過去5年間は以下の通りです。
出典:https://www.bloomberg.co.jp/quote/TECL:US
TECLの1年トータルリターンは、196.47%(2020年1月16日時点)です。
SOXLは215.17%なので、TECLよりもSOXLのほうがリターンが上回っていますが、その分リスクも大きくなります。
どちらのETFも、ハイテク銘柄メインの構成になっていますが、TECLの場合、VISA、マスターカードといった銘柄が高い比率で組み込まれており、SOXLがメインとする半導体とは若干景気などに左右される条件が違います。
意外とSOXLも良いかもしれない
レバレッジETF投資して爆益を得たいと考えている方には、もしかしたらSOXLもいいかもしれません。
SOXLは、楽天証券で取り扱いを2019年7月19日(金)から始めたので、楽天証券の口座を持っている方ならすぐに投資できます。
※SBI証券、マネックス証券でも取り扱っています。
楽天証券の「SOXL Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF」では、組入上位銘柄が「BANK OF NEW YORK CASH RESERVE FUND」27.53%、「DREYFUS GOVERNMENT CASH MANAGEMENT;INSTITUTIONAL」12.00%、「NVIDIA ORD」5.57%、「INTEL ORD」5.28%、「BROADCOM ORD」4.82%となっており、構成が違っているようです。
詳しくは、楽天証券のページでご確認ください。
SOXL Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF
レバレッジETFはレバレッジ効いているため、上昇時には大きなリターンが狙える反面、下落時には大きなマイナスとなるため、十分気を付けてください。
そんじゃ、また明日。