【悲報】2019年新年早々にFXでロスカット大量発生、なぜロスカットされるのか?

真っ逆さまに落ちるドル円相場

佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA

Twitterでは新年早々からFXでロスカット報告が続々とツイートされており、何十万、何百万という損をしている人がいて、追証と呼ばれる保証金を口座にぶち込みに行く人もいます。

新年早々、朝から見ていてかわいそうだなと思う反面、メシウマwwに思っている人も大勢いることでしょう。

 

 

 

ツイッターのトレンド上位にも「ロスカット」というワードが出ており、FXでロスカットされた人はかわいそうですが、関係ない人からすると他人の爆損ほど面白いモノはありません。

ツイッターのツイートで一番いいねがもらえるのは爆損ツイートなので、多くの人が他人の爆損を面白がっていることがわかります。

FXがすべてダメということではありませんが、FXは基本的にレバレッジを賭けてやるものなので、1度ヘマをすると大きな損失につながります。

レバレッジを賭ければ、100万円しかもってなくても2000万円分の取引をすることができます。

そうすることによって持っているお金が少なくても大きな利益を出せるのです。

しかし、大きな利益を出せる反面、大きな損失を出すこともできるので、ハイリスクハイリターンということになります。

そもそもレバレッジ賭けることがFXの醍醐味ですな。



目次

どうしてFXでロスカットしてしまうのか?

FXは短期間で大きな利益を得ることができるので魅力的ですが、ほとんどの人が損を出しているのが現状です。

FXで大儲けできる人は数少ないラッキーな人であり、みんなが勝てるものではありません。

 

FXはゼロサムゲームです。

 

ゼロサムゲームとは、複数の人が相互に影響しあう状況の中で、全員の利得の総和が常にゼロになるゲームのことです。

つまり、例えると100万円をみんなで奪い合うという行為であり、一人が99万円を得ると、他の人全員で1万円を奪い合うことになります。

勝つ人の分だけ、負ける人もいるのです。

FXは誰かが損をした上でプラスが存在しているのであって、誰かの犠牲のうえに利益があるのです。

 

FXで失敗している人の多くが「ハイレバレッジ」と呼ばれる高い倍率で賭けており、自分の管理できるリスクを大きく超えています。

なぜハイレバレッジするのかというと「欲深い」からです。

 

その人自身が元から欲深いこともありますが、多くの人はFXで少し成功するともっとお金を賭けてもっと大きな利益を出したいと思い始めます。

何回かFXでうまくいくと「自分にはFXのセンスがある」と思い始め、さらに「FXで生活費を稼いで暮らせるのではないか」と思い始める人もいます。

短期間でマウスをポチポチして数万、数十万円も儲けられると思うと、FXで儲けた方がラクであり、毎日仕事をするのがアホらしくなります。

ほとんどの人がそうなってしまう仕組みになっているのがFXです。

 

株式投資の現物でさえ、数万円、数十万円のお金が相場で損することがあるので、FXであればそれよりも短期で多額のお金を吹っ飛ばすこともできます。

ほとんどの人が失敗して損をするのは自分のリスクの許容度を超えているからです。

 

株式投資の現物であれば、一時的に株価が下がっても元に戻る可能性があり、倒産しない限り、可能性は残っていますが、FXの場合、ある程度マイナスになると強制的に決済されてしまいます。

この決済を回避するためには追加でお金を口座にぶち込む必要があります。

たぶん、今のドル円相場は円高へ向かっていくので追証でお金を口座にぶち込んでも報われることはないのでさっさとロスカットして損切りするしかないです。

じゃないと、口座をお金にぶち込んで溶かすということを延々と繰り返すことになるからです。

FXでロスカットしていない人ってレバレッジが1倍とか2倍までの低レバレッジでやっている人がほとんどです。

きちんとリスク管理できている人って全然レバレッジを賭けておらず、地道にコツコツと積み重ねているんですね。

FXで25倍までレバレッジが賭けられるからといってマックス25倍のレバレッジを賭けたら、ヤバイですよ。

自分の予想と反対に動いたら即ロスカットです。

ハイレバレッジは危険すぎます。

FXは半か丁の博打と変わらない

FXっていうのは為替が上がるか下がるかを賭けている賭博と変わらないんですね。

上がるか下がるかを「ロング」「ショート」という感じで英語でかっこよく言っていますが、昔の日本なら「半」か「丁」さあどっち!?さあ賭けた、賭けた!!って感じで上がるか下がるかを予想しているにすぎないのがFXです。

それなのに、資産運用とか投資って言う言葉でFXを勧めたりしているのはさすがにヤバイと僕は思います。

FXなんて多くの人がなんでここで為替が上がったり下がったりしているのかわからないし、予想と違った動きをすることも普通にあるのでまず勝とうとすること自体が危険です。

FXで自分は勝てる!って思い込んでやり始めると結構痛い目に遭います。

誰もがそう思ってやっているでしょうが、みんながみんな勝てるモノではなく、0.1パーセントくらいの人しか勝てません。

 

なんでFXにハマるのかって言うと、「FXがギャンブル」だからです。

日本人の800万人くらいはギャンブルにハマる、「ギャンブル依存症予備軍」なのでそういった人がFXに入り込んでいるのです。

パチンコや競馬などの公営ギャンブルは目に見えてギャンブルってわかりますけど、FXは「投資」という皮をかぶっているでわかりづらいんですね。

FXやっている本人もギャンブルっていう本質を認めたくないのでFXを「投資」だの「資産運用」という言葉で塗り固めるのです。

 

また、1度負けて損をすると、その損を取り戻すためにさらにリスクを背負ってやるので泥沼にハマっていきます。

また、追い詰められれば、追い詰められるほど冷静な判断ができなくなるのでヘマをします。

そうやって、FXではいつも多額の損失をかかえて人生を棒に振る人がいるのが現実です。

なぜFXをやり始めるのか?

こういったギャンブルまがいのFXなどが流行るのは経済が停滞していて、日本人が豊かになっていないのが1つの原因です。

世界経済を見ても、日本経済は異質の存在であり、インフレもせず、賃金も上昇せず、30年近くも経済成長が以前のピークを越えていません。

1990年代まである程度の決まった生き方や終身雇用があったので比較的苦労しなくても生きていけました。

つまり、自分の頭で考えて行動しなくても、自分がダメな人間でも社会が上手くいっていたので何とかなったんです。

 

しかし、2000年代に入ると、正社員になれない人が増えてくるし、多様化という時代によって画一的な生き方が絶対ではなくなってきました。

そうなると、人生の先行きが見えず、人生も良い方向へ向かう人は減っていきます。

多様性とか自由といった社会は一見すれば、良い感じに見えますが、実際には能力のある人とない人の格差を広げるだけです。

多様性とか自由な時代で人生が上手くいく人はかなり少なく、多くの人にとっては1990年代までの社会の方が安心して暮らせる時代ではないかと僕は考えています。

 

能力のある人、実力のある人、恵まれている人、お金持ちなどの人にとっては、現在の社会は生きやすいですが、それ以外の何もない人にとっては生きづらい時代になっているのが現状です。

そういった時代背景と、現代のインターネットの発達によって、何もない人はFXで一発勝負をして人生を逆転させようとするのです。

インターネットの発達で自分よりもお金を持っている人、自分よりも良い生活をしている人、自分よりも活躍している人をたくさん見ることができるようになって、自分がそれくらいの位置なのかを知ることが簡単にできる現在では、自分のレベルが低いことに耐えられないのです。

今後、日本経済が悪くなり、人々の生活が悪くなればなるほどFXは流行るのです。


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