佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
イギリスが国民投票の賛成過半数で決めたEU離脱の手続きが全然進んでいません。
本来であれば、2019年の3月29日にEU離脱となるはずでしたが、EU離脱に関する手続きや貿易、関税、入出国の問題などでメイ首相と議会が揉めており、全然話が進んでいません。
最近では、イギリス国内でも100万人ほどの人々がEU離脱反対のデモをしていることから、今では多くの国民がEU離脱に決まったことを後悔しているでしょう。
そもそも、国民投票で離脱に賛成したのは全国民の4分の1程度であり、EU離脱が国民の総意と言えるかどうかは疑問です。
離脱に投じたのは市民の1/4(1741万人)だった
UK市民6600万人のBrexit国民投票での投票行動内訳 pic.twitter.com/DcMUxRwGo6
— Spica (@Kelangdbn) 2019年3月25日
EU離脱を後悔する日がやってくるのか?

国民投票でEU離脱したことを後で後悔する人はかなりいそうな感じです。
EU離脱の国民投票が今思えば、お祭り騒ぎみたいなものであり、多くの国民はそこまで深刻に考えていなかったという感じでしょう。
前首相キャメロンさんが必死でEU離脱は辞めたほうがいいと呼びかけていたことが印象に残っていますが、多くの国民にとってはその当時はなんかEUにいることにうんざりしていたはずです。
シリアでの内戦により、難民がヨーロッパに押し寄せて、どの国で面倒をみるのかで揉めていたし、ドイツを目指していく難民もいれば、英語が使えるし、豊かなイギリスに向かう人も大勢いたこともあり、そういった難民や移民の入国をなくすためにもEUから離脱してしまったほうがいいという気持ちが大きかったと推測できます。
今現在の移民や難民の問題がどんな感じになっているかはあまりわかりませんが、そういった問題が一段落すると、結局EUにいたほうが自分たちにメリットがあるのではないか?と考える人もいるはずです。

経済的な面を考えれば、イギリスはEUにいたほうがいろいろとメリットがあり、EUから離脱となれば、EUの恩恵を受けることができません。
特に、イギリスに国外の企業や工場がある場合には、イギリスがEUを離脱することで、EU内での貿易にデメリットが生じるため、イギリスから他のEUの国に移すことも検討します。
企業や貿易の面から見ると、ブレグジットの問題は混乱するばかりであり、デメリットばかりです。
イギリスのEU離脱の混乱は国民や企業にとっても悪いことが多いのです。
長い目で見れば、EU離脱して良かったと思う人もいるかもしれませんが、離脱してからしばらくはこんなことになるのであれば離脱しなければよかったと思う人が多いかもしれませんね。
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