佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
GE坊やさんのブログで「米国株投資はMOだけでいい」という記事がありますが、1つの銘柄に集中投資するのはリスクがあります。
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個別株で1つの銘柄だけに集中投資するのはリスクがある
投資では、「たまごは一つのかごに盛るな」という格言があるとおり、1つの銘柄だけに集中して投資するのは「リスクの分散」という観点から見ると、リスクの許容範囲が広くないとなかなか取りづらい戦略です。
過去にも多くの人が1つの銘柄に資金を集中させて投資してきましたが、その銘柄の株価が大きく下がる事により大きな損失を被っています。
集中投資により、大きく利益を上げた人もいますが、個人投資家のなかでは大部分の人がリスクを管理できずに沈んでいる方が多いです。
調子が良いときになると目立つ集中投資
投資している銘柄の株価が上昇しているときは、集中投資により大きく上昇するため、その時の集中投資は上手くいっていると考えてもいいですが、いつも調子よく上がっているわけではありません。
投資する対象にもよりますが、ずっと右肩上がりで上がり続けるものというものはごくわずかであり、その右肩上がりを続けているものも、どこかで停滞したりしているものです。
画像出典:Yahoo!ファイナンス
上記のチャートはYahoo!ファイナンスからもってきた過去五年間のアルトリア・グループの株価推移です。
あなたはこの株価の動きに対応できますか?上がったり下がったりしているのがわかるでしょう。
投資においては、良い時のことだけを考えるだけでなく、悪くなった時のことも考える必要もあります。
相場が良いときは多くの人が調子良くなりますが、相場が悪い時は人によって対処が異なり、そこで大きな分かれ道になることが多々あります。
投資で成功するかどうかは、調子の悪いときにとうするかがその後の投資に大きく影響してくるため、リスクの分散や悪い時の想定は必要なものとなってきます。
多くの投資家はリスクの許容範囲が想像よりも狭い
相場の調子が良いときは、許容範囲が大きくなりがちですが、調子が悪くなった時の許容範囲は想像以上に狭いです。
実際にどれくらいの許容範囲かは実際に投資している銘柄が下落すればわかりますが、多くの投資家は自分が思っている以上に下落に耐えることができません。
有効な対処としては、あらかじめ決めてあるラインを下回った時に損切りすることです。
しかし、対処の準備をしていなければ損切りは難しいので、塩漬けになったりナンピン買いで気を紛らわすことになることが多いです。
投資する際はあらかじめ、損切りラインを設定し、ラインを割ったらさっさと損切りできる準備も必要となるでしょう。
複数の銘柄に分散することは必須と言ってもいい
投資初心者は、お気に入りの銘柄に全つっぱする傾向がありますが、それはやめておいて、ますは複数のお気に入り銘柄に分散して投資することをおすすめします。
特にお気に入りの銘柄がなければ、S&P500という指数に連動したETFや投資信託がおすすめです。
投資初心者は、知識が十分ではないことが多いので、まずは比較的無難な指数に投資して、少しずつ投資の知識を付けていくと良いです。
最初から大当たりを狙って全力投資してもたいてい失敗するので、入り口は無難なやり方で実態を掴むことをおすすめしたい。
集中投資で大きくリターンを増やす人はいますが、その分マイナスになるリスクも十分に考える必要があります。
お金を増やそうとしてお金を減らしていては元も子もありません。
十分注意して投資してください。
米国株投資初心者におすすめの投資メディアとして、モトリーフールという日本語で米国株や米国経済を知ることができるメディアがあるので、ご参考にどうぞ。
そんじゃ、また明日。