東証一部上場企業の条件厳格化で降格する企業とは?東証一部から降格したらどうなるの?

佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA

東証1部上場企業の上場基準の厳格化によって、東証一部に残る企業と降格する企業が出てくる可能性が出てきています。

基本的には、時価総額500億円以上の企業を東証一部に残し、それ以下の企業を東証一部以外のグループに移動させる案が出てきています。

一部上場は「企業のブランド」であり、会社のブランドや融資、新卒採用で有利になります。

社員の住宅ローン審査でも1部上場企業の社員であるかどうかは融資審査で重要項目であり、社員も東証一部上場企業の社員であることを誇りに思い、自慢の1つにしている人も少なくありません。

はじめまして!東証一部上場企業〇〇の田中です!(ドヤ!!)

1部上場企業でなくなるということは、今までのブランドや有利な条件失うことになります。

企業にとっても、社員にとっても、東証一部上場企業でなくなることは大きな影響があるのです。

目次

東証一部から脱落する企業はどこ?

東証一部に上場している企業の時価総額中央値は457億円です。

平均時価総額は2817億円ですが、東証一部でトップの時価総額はトヨタの22兆円、一番下は中国工業の19億3千万円です。

このように、東証一部といっても上と下の差がとても大きいのです。

2019年2月25日現在の時点で東証一部上場企業のうち1080社が時価総額500億円以下なので一部上場企業の半分近くが降格ラインの下にいるということになります。

時価総額500億円以下の企業には多くの人が知っている企業が多くあり、東証一部再編の影響はかなり大きいですね。

東証一部企業の半分近くが降格となれば、多くの一部上場企業が一部ブランドを手放すことになり、企業経営に影響を与え、株価にも大きな影響があると予想されます。

東証一部から降格すると、日銀が買いまくっている東証一部に連動するETFのTOPIXの恩恵を受けられないことからも株価が下がり、低迷する可能性が十分あります。



東証一部から降格したらどうなるのか?

企業だけでなく、所属している社員も東証一部上場企業に勤めているというブランドを使えなくなります。

はじめまして!東証一部上場企業〇〇の田中です!(ドヤ!!)

あなたの企業は東証一部から降格したんじゃなかったっけ?

あっ!そうだった!降格したんだった!(合コンで東証一部ネタ使えないじゃん)

大企業イコール東証一部上場企業と考えている人も多く、今後東証一部再編によって東証一部から降格してしまうと、東証一部ブランドが使えなくなります。

東証一部から降格して大企業というブランドがなくなると、就活生からの人気もなくなり、異性からもモテなくなる可能性があります。

今まで東証一部上場企業というブランドで成り立っていたものが成り立たなくなり、そのデメリットは計り知れないものがあります。

今後、東証一部再編により降格した企業には厳しい時代になることが予想されます。

とはいっても、東証一部に上場している企業は再編後には日本全体で0.01パーセントしかないので、東証一部がレアなのは変わりありません。

 

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