佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
株式投資をしている人のなかには貯金よりも投資という考えを持っている人が多いですが、投資するしないに関わらず、貯金は人生において重要なものです。
貯金ができないのに投資をしてもお金に困るだけなので、まずは「貯金」できるというところに持っていく必要があるのです。
目次
貯金がない人が結構いる日本
日本では貯金がない人が結構多くいます。
だいたい3割程度の人々には貯蓄がないということで、いざというときにお金が必要になったときには、お金を借りるなどして工面しないと厳しい状態ですね。
<みんなの平均>みんないくら貯めている?「年代別の平均貯蓄」
株式投資などの投資は投資信託では数百円から始められるようになっており、投資に対するハードルは結構昔よりも低くなっています。
ネット証券の普及により、手数料などのコストを下げることが可能になったことが大きいです。
とはいっても、日本人の平均年収は1997年をピークに微減しているので、投資にお金が動きにくい状態になっているとも言えます。
つまり、お金が有り余る状態にならないとお金が貯金から投資にはなかなか動かないのではないか?と僕は考えています。
お金を持っている人には、わからない感情かも知れませんが、わざわざ投資に向けるお金なんてないよという人が多くいるということです。
投資の前に貯金したほうがいい
貯金よりも投資した方がいいという考えもアリですが、投資というのは不確実なものであり、株式投資であれば評価額が上がったり下がったりします。
お金に余裕がない人が無理に投資をすると、その投資したお金が減ったり増えたりするストレスや株価が気になったりなどの悪影響があることも考えられます。
もし、投資したお金がどんどん減っていったときに、冷静でいられるかどうかもわからないでしょう。
そう考えた場合、ある程度の貯金がなければ、投資しても投資の悪影響のほうが大きくなることもありそうですね。
持っているお金が少ない人にとっては、少額のお金がなくなるだけでも結構痛いこともあるので、無理して投資するよりも、貯金を増やすことに集中したほうがいいです。
生活のためにもお金は重要であり、投資に回すのが厳しいのであれば、無理に回す必要はないと僕は思います。
投資は余裕ができてからがおすすめ
投資はお金の余裕ができたときにするのがおすすめです。
投資を始めると、しばらくは投資に夢中になることもあるので、お金に余裕がない状態で始めると、お金が気になって仕方ない状況になるかもしれません。
そうなると、日常生活に支障が出てくることも考えなくてはなりません。
お金に余裕があれば、投資で多少損しても気になりませんが、余裕がなければ大事なお金を失ったショックでへこんだり、失った分を取り返そうとして無理な投資を始めることにもつながります。
そうなってしまっては元も子もないですね。
ですから、投資を始めるよりもある程度貯金を増やすほうが人生において重要だと僕は考えています。