仮想通貨でFacebook株価上昇、フェイスブックの次のビジネスとは?

佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA

Facebookの株価が仮想通貨関連情報とロビイストを入れたことで上昇しています。

 8日に発表されるという仮想通貨戦略の詳細が先週後半に明らかになった。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、フェイスブックがこのプロジェクトでビザやマスターカード、ペイパル、ウーバーなど多くの大手企業から出資を確保したと報じた。

一方、同社の広報担当者は英銀行ロビイスト、エド・ボールズ氏が入社するとの報道を確認したが、それ以上のコメントは控えた。同社でのボールズ氏の肩書は北欧担当公共政策ディレクターになると、事情に詳しい関係者は語った。

引用:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-17/PT7X186S972N01?srnd=cojp-v2 ブルームバーグ

フェイスブックでは「Libra」という法定通貨と一定のレートで交換できる仮想通貨(現在は暗号資産と呼ばれる)の情報を発表し、ビザ、マスターカード、PayPalといった決済ビジネスをしている企業との提携もすでに行っています。

目次

決済ビジネスというトレンド

上記の3社は頭文字をとって「MVP」と呼ばれており、GAFAの次に注目されている企業です。

これらの決済ビジネスは近年、好調な状態であり、株価もかなり上げてきています。

こうした状況で、フェイスブックは「Libra」による決済システムを構築する動きを見せています。

 

フェイスブックの「Libra」での決済や法定通貨との交換ができるようになれば、SNS上でのお金のやり取りが活発になり、より簡単にできるようになると予想できます。

 

例えば、フェイスブック傘下のインスタグラムであれば、インスタグラムで紹介されている商品を「Libra」で買い、売り上げを「Libra」と法定通貨で交換するなどのこともできるようになると思われます。

 

これにより、フェイスブックは独自の決済システムを使いよりビジネスを拡大できるようになるはずです。

フェイスブックは決済ビジネスでいける?

フェイスブックはビザ、マスターカード、PayPalのような決済システムをまだ持ち合わせていませんが、フェイスブック、インスタグラムといったSNSのプラットフォームでは、世界ナンバーワンです。

 

そういったプラットフォームを持っているフェイスブックにとっては今回の決算システムの構築は独自の経済圏を生み出すことにつながると考えられます。

日本でも「楽天経済圏」といわれるような企業独自の経済圏を張り巡らせる動きが出てきているので、今後も企業が独自の経済圏を構築する動きは加速していきそうです。

 

そんじゃ、また明日。