佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
新型コロナウイルスの影響により、年初には好調だった株価が2月の後半から一気に下がり、サーキットブレイカーが発動するなど、かなり乱高下しながら下がりました。
2020年5月2日の時点では、23,723.69ドルということでなんとか持ちこたえています。
今後の状況を考えると、決算や随時発表される景気動向により、さらに株価が下がる可能性もあります。
アメリカでは、トランプ大統領が経済活動の再開に向けて行動制限を緩和していく方針をとることにしていますが、アメリカの現状を見ていると、しばらくは行動制限をかけないと感染者がまた増えそうな様子です。
日本では、5月1日の専門家による会見では、目標数値まで抑えられているわけではないが、圧程度効果があったという趣旨の見解を示しており、自粛による効果はきちんと出ていることがわかりました。
徹底した感染拡大防止策を講じ、国民全体で協力していけば、早期での収束が見えてくるかもしれませんが、なかなか難しいところですね。
徹底した防止策を講じることは、感染拡大を防ぐには効果テキメンですが、それによって仕事ができない、失業する、お金がない、ストレスが溜まる、などなどの影響も高くなるため、どれかを徹底すると、別の何かが徹底的にダメージを受けるという流れになるため、政治的にもさじ加減が難しそうです。
お金に関しては、国債を刷って日銀に爆買いしてもらうという方法くらいしか方法はないのではと思います。
働きたくても仕事ができない、稼げないなどの状況も出てきているため、スーパーやコンビニなどで働けばいいという厳しい意見を言ってつっぱねるだけでは問題は解決しません。
口だけでいくら文句や批判をしようが対策、行動をしないとたいして何にもない状況になっているため、政府は国債を刷ってばらまいてしのぐのが一番効果があるというか、それしかないという現状にあります。たぶんね。
状況が悪いときは冷静に考える機会
今年の年初とうってかわって、相場が悪い今は、冷静に物事を考える機会でもあります。
こんな悪い状況で冷静に考えられない人もいると思いますが、自粛中は時間があります。
相場の良い状況では、何もかもが良い感じいくことが多いため、少しヘマをしてもなんとかなることが多いし、調子が良ければ良いほど突っ走る傾向があります。
相場が良い時はリターンを求めて、よりハイリスクを取りにいく傾向があります。
2019年の秋から2020年の1月頃まではそうした投資が多い印象があります。
そうしたなかで、2020年2月に大きな下落があり、すっかり勢いがなくなってしまったのですが、こういったつまらない相場では、より冷静にニュートラルに物事を考える機会だと考えています。
今の現状を考えると、お金を減らさないという方針でも良いかもしれませんね。
平均的なリターンを得ることすら難しいかもしれない状況でもあります。

Dow Jones – 100 Year Historical Chart
上の画像はみんなが大好きなニューヨークダウ平均株価の過去100年チャートです。
長い目でみれば、結果的には上がってる、上がっているんだけど、その過程で下がってしばらく停滞しているところもあります。
世界恐慌後は高値更新までに20年ほどかかっているため、この時期はかなり大変です。
投資は自分自身の力量よりも相場の環境がよほど重要だと感じる場面も多々あります。
そうした中で、どれだけリターンを上げられるのかを冷静に考えて今後のプランを立てることは重要だと考えています。
相場が良いとついつい、もっとリターンを求めるようになってしまいがちになるため、つまらない相場のときこそ、冷静に今後のことを考えることができると思います。
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そんじゃ、また明日。