令和2年の大納会は2万7444円17銭で終了、2021年の株価はどうなるのか?

佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA

令和に元号が変わって初の大納会は2万3656円62銭で終了しました。

2019年の日経平均株価の動きは以下の通りです。


画像出典:Yahoo!ファイナンス

2019年の大納会は2万3656円62銭で終了しました。

2020年は東京オリンピックがあるということで、さらに日経平均株価が上昇すると思っていました。

2月に入るとマザーズなどの小型株から資金が抜け始め、3月に入ると日経平均株価も大きく下落したことで悲観的な雰囲気が広がり、2020年はこのままずるずると下がるかもしれないと思った方も多い印象があります。

目次

下がった後の回復が強かった

今振り返れば、3月に下がった後に大きく投資出来ていればそれなりの資産を増やすことができたチャンスだったのですが、あの当時の状況だとこれ以上資産を減らさないように現金にすることがやっとの感人も多かったと思います。

1日で日経平均株価が1,000円くらい下がったりすることもあったので、このまま下の底に向かっていってしまう感覚がありました。

コロナ禍の経済状況を支えるために、金融緩和、国債発行などの財政支出に加えて、持続化給付金、特別定額給付金などの給付金もあり、結構お金を出しまくってなんとかするような状況にありました。

 

これによって株式などの金融経済ではコロナ前よりもお金がたくさんある状況が生まれて株価が上昇するようになりました。

 

本当にチャンスの時は、同時にピンチかもしれないという状況であるため、下がった時に大きく投資するのはかなり勇気がいる行動だったはずです。

 

夏頃になると、実体経済は悪化してそのままの状況だったのとは対照的に株式市場では資金が入り、株価が回復していく状況となりました。

 

3月までかなり下がっており、どうなるのかかわからない状況でしたが、金融緩和、財政出動などのお金刷りまくりでなんとか表面上は回復したように見えるようになりました。

飲食店や百貨店などの人が動くこと、接触することが多い仕事などは厳しい状況になっていて、コロナ禍で躍進するビジネスとコロナ禍で後退するビズネスの二極化、格差の拡大が見られるという状況です。

 


画像出典:Yahoo!ファイナンス

上の画像はニューヨークダウ平均株価の推移です。

日経平均と比べても、同じように動いています。

 

アメリカの動きとしては、2月くらいまではアメリカはコロナの影響はない!大丈夫だ!みたいな雰囲気がありましたが、インフルエンザが原因と思われる死亡者が地味に多く、3月に入るとヨーロッパからの経由でアメリカにもコロナが広がり、感染者数、死亡者数が増えまくってしまいました。

地理的にはアジアとヨーロッパから海を隔てて距離があるので、大した問題じゃないみたいな感じでアメリカ大陸は大丈夫だろ的な雰囲気がありましたが、コロナが入ってくると悪い雰囲気になって株価が下がりまくってしまいました。

 

サーキットブレイカーと呼ばれる、株価の動きによって取引を一時停止する措置が発動するくらいの乱高下がありました。

 

アメリカも財政出動をしてお金を刷りまくってなんとかしのいだという状況です。

日本同様に株式市場はニューヨークダウが3万ドル突破するという感じで表面的には回復したように見えます。

2021年はどうなるのか?

2021年を勝手に自分なりに予想すると、株式市場はこのままの流れで、まあまあな感じで行くと思います。

株価が回復したので、金融引き締め、財政出動をコロナ前に戻すということはしないと思います。

実体経済はじわじわと苦しくなるのではと思います。

お金持ちとかコロナ禍でも別に大丈夫だよっていう人もいるはいると思いますが、そうした人は比較的恵まれていると思います。

普通に生活している人のなかでも少し経済状況が悪いなーって感じる人は増えて行くと思います。

ワクチンを摂取しても、マスクをする、消毒をするといった今の対策は継続することになるはずです。

ワクチンはやらないよりはいいよね程度なので、大きく社会が変わることはないと思います。

コロナ禍で苦しいところは苦しい状態が継続するので、じわじわと削られていくだろうと予想しています。

医療のほうは、コロナの感染者に手間と人手、お金などが取られるので持たないところは持たなくなると思います。

ベッドの空きがあったとしても寝せて置くだけじゃないので、看護師などの医療従事者の人手が足りなければ受け入れはできなくなるほうに動いていくと思います。

集中治療室などの重傷化した人を受け入れられる限度が来るので、重傷化した人が助からない確率が高くなると予想しています。

もちろん、他の病気やケガも同様で重傷化した人は満足に治療を受けられなくて助からない確率が高くなるはずです。

 

基礎疾患や持病を持っている人は、病気が悪化してもコロナにかかっても助かる確率が低くなるので、健康にはこれまでよりも気をつけたほうがいいと思います。

もちろん、健康な人でも肥満などは病気の元になるので、ヘルスケアの分野はより重要になるはずです。

 

こんな感じで全体的には経済的にも命に関しても助からない人が多く出てきてしまうようになってしまうというのが僕の予想です。

 

経済に関してはお金がスッカラカンになってどうしようもならないという段階に行く前に生活保護を受給するという手段を早めに取ったほうがいいと思います。

健康に関しては、引き続き手洗い、マスク、消毒などの対策を取って、健康に過ごすことが重要になります。

ワクチン摂取したからってコロナに感染しないぜ!っていう状態にも、重傷化しないという状態にも絶対にならないという保証はないので、外出時はマスクをつけて消毒、手洗いをすることを引き続きやっていただきたいと思います。

 

そんじゃ、また明日。