佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
2021年2月15日に日経平均株価が30年6ヶ月ぶりに30,000円に到達しました。
週明け15日の東京株式市場、日経平均株価は先週末の終値に比べて400円以上値上がりし、3万円を超えました。株価が取り引き時間中に3万円台まで上昇するのは、いわゆる「バブル景気」のさなかの1990年8月以来、30年6か月ぶりです。https://t.co/uIgLeZ1oQV#nhk_video pic.twitter.com/Rw8T8EjSDm
— NHKニュース (@nhk_news) February 15, 2021
日銀のETF買い、財政出動、金融緩和により株価が上昇し続けています。
そんななかで、日経平均株価が下がるほうに賭けるダブルインバースの買いが増え続けています。
目次
ダブルインバースの買いが止まらない
ダブルインバースの代表格である、NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 (1357)を見ると、上場来最安値を更新しています。
また、信用残高を見ると信用買いは減っていません。(SBI証券参照)
実体経済との乖離が広がり、実体経済と金融経済の乖離が修正されると考えると、そのうち下がると考える人が多いように感じます。
そういった考えをもった人がダブルインバースの買いに入っているのだとすると損をする可能性が高いと思われます。
金融緩和と日銀買いがまだ続いている
日経平均株価は、金融緩和や日銀の買いが入っているうちは下がらずに上がり続ける可能性が高いです。
大きな買いが入り続けているうちは、ダブルインバースの買いに入るのは危険です。
日経平均株価が下がる時は、金融緩和を終了する時、日銀の買いが止まる、日銀が売却するなどの政策が大きく変わる節目であると考えています。
こうした考えから日経平均株価が下がるのはまだ先であり、日経平均株価を買った方が報われる可能性が高いです。
また、ダブルインバースの信用買い残が信用売り残よりもかなり多いため、反対売買によりさらに最安値を更新する可能性があります。
日経平均株価が下げトレンドになるのはまだ先
日経平均株価のトレンドとしては、このままの政策であれば買いが入るため、ダブルインバースを買うよりも順張りで買ったほうが報われると思います。
先ほども述べたとおり、政府の政策で金融緩和、財政出動に消極的になった時(金融引き締め)がダブルインバースの買い時になるはずです。
現時点では、積極的に財政出動しているため、なかなか下がらずに上昇していく流れはしばらくつづくと思います。
ダブルインバースは流れが変わるまで買わないほうがいいと考えています。
そんじゃ、また明日。