ベネズエラがデノミネーション実施、ベネズエラは終わっている

どうも、つみたて投資のゆうです。(@TSUMITATE_NISA

 

ベネズエラで20日、ニコラス・マドゥロ大統領によるハイパーインフレ対策の一環として、通貨単位を10万分の1に切り下げるデノミネーションが実施されました。

しかし、これでハイパーインフレに歯止めがかかるかは疑問が多く出ています。

目次

デノミネーションでさらに混乱

政府は、通貨単位を「ボリバル・フエルテ」から「ボリバル・ソベラノ」に切り替えて、ゼロが5つ少ない新紙幣の流通を始めました。

しかし、市民にとってはこれは大きな混乱となります。

今まで持っていた通貨が使えなくなるので、生活ができません。

新しい通貨が手に入るまで時間がかかることも考えると、お金なしで生活しなければならない状況となるのです。

しかも、デノミネーションを行ってもベネズエラのインフレは止まらないので生活が良くなるのは難しいです。

国のトップが無能だと国民が苦しむ

マドゥロ大統領のような経済に無知な人がトップに立つと、国の経済が混乱し、国民が苦しみます。

ハイパーインフレになると、モノの物価が上がり、賃金が物価の上昇に追いつかずに、食べ物すら買えなくなるのです。

インフレは、加速すればするほど進むので1度ハイパーインフレになると国が限界になるまで続くのです。

 

日本でもインフレ2%を目標にしていますが、やり方を間違えるとハイパーインフレになる可能性はゼロではありません。

経済政策の失敗は、国を終わらせます。

 

国際通貨基金(IMF)が年内に100万%に達すると予測したインフレによって、旧ボリバルは無価値になり、国連によれば200万人以上が国外に脱出しているとされています。

ブラジル側では反移民感情が高まり暴動も発生していて、ミシェル・テメル大統領が秩序回復のため国境に軍隊を派遣する事態にまでなっています。

 

ベネズエラは、原油の確認埋蔵量がサウジアラビアを抜いて世界最大ということなので、非常にもったいないと個人的は思っています。
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