ソフトバンク上場のIPOを辞退する人が出る可能性は十分にある

佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA

ソフトバンクのIPOにブックビルして後悔してる人多い説

↑こちらの記事でも書きましたが、ソフトバンクが上場直前に相次いで行政指導されることになって、投資家の心は揺れ動いている状況です。

今年最後で過去最大のIPOである、ソフトバンク上場に期待する人々が多くいますが、ここに来て正念場になっており、ソフトバンクのIPOに参加したらもしかすると公募価格を割ってしまうのではないか?という疑念が投資家の心に浮かんでいるのです。



目次

購入意思がなくなった?

ソフトバンクの今回の通信障害の影響でソフトバンクユーザーは16日の昼間から夜にかけての午後2時頃から午後7時頃までの時間帯でネットにつながらず、電話もできない状況でした。

ソフトバンクのショップに行った人も多かったわけですが、ショップではどうすることもできないので通信が復旧するまでソフトバンクユーザーは1980年代の生活を強いられることとなったのです。

普段、いつも使っているスマホが使えないだけで多くの人がいつもと同じように生活できなくなってしまうほどスマートフォン、インターネットは生活に根付いています。

そんななかで起こった通信障害によって総務省は行政指導する方針をとり、今後の業務改善を促すことになります。

 

ここまでの一連の流れのおかげでソフトバンクびいきの人でもソフトバンクへの印象は悪くなっています。

ソフトバンク上場の直前にこのような状況になったことで、投資家の行動が別れることになりそうです。

1つ目は、そのままIPOに参加するという選択肢であり、12月10日の抽選で当選した場合にはそのまま株を購入する人です。

2つ目は、抽選に当選しても購入意思を示さずにIPOを辞退するという選択肢であり、IPO参加を見送る人です。

2つ目のIPO辞退者は一連の出来事によってIPOに参加するうまみがないと判断して参加しないという人です。

 

IPOに参加せずにしばらく様子見をする場合や、他の投資先に投資するか他のIPOに参加するなどの選択があります。

IPOでは、抽選に当選したからといって絶対に買わなくてはならないということにはならず、購入の意思を表示しなければ、購入意思がないと判断されて、その分は他の買いたい人に回されます。

IPOの抽選には補欠当選があり、当選した人が購入しない場合は補欠当選した人にその分が回るです。

当選した人が辞退した場合であっても補欠当選に回るので公募割れをする確率はかなり低いです。

 

しかし、一連の騒動でソフトバンク上場への期待感が下がってしまったという雰囲気があるので、どれだけ期待している人が残っているのかによってソフトバンク上場後の株価は変わっていきます。

上場後の値動きによっては買いが多ければそのまま勢いに乗って上がる可能性がありますが、逆の場合もあります。

上場直前の出来事で投資家がどうしようかと悩んでいますが、どうなるかは上場してみなければわかりません。

ソフトバンクと証券会社は必死になる

今回のIPOは過去最大の規模なので、ソフトバンクも証券会社も必死になって成功させようとするはずです。

ここまで大きいIPOが微妙になってしまったら、今後のIPOの勢いがなくなる可能性があるからです。

もちろん、上場によってソフトバンクは多額の資金を集めることができ、証券会社も今回のIPO関連の売買による手数料を稼ぎたいので絶対に成功させるつもりでやるはずです。

なので、投資家に損をさせるようなことはしないように最善を尽くすと思うので深刻にならなくても良いのではないか?と個人的に思っています。

今回のソフトバンク上場が無事にうまくいくことを祈るばかりです。



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