
佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
ソフトバンクのIPOに参加したものの公募価格割れを起こして失望している個人投資家の方が大勢いますが、もうじきIPOに参加した人が報われる日が来ると僕は予想しています。
1億6000万円分IPOに参加した男性はすでに売ってしまったようですが、早めに損切りしたい人にとっては今がその時期であると思います。
ソフトバンク株 1億6000万円購入の男性 けさ売却
ソフトバンク株を1億6000万円分購入した投資家・たけしさんが今月7日朝、その株をすべて手放したことが判明しました。株価はいくらだったのでしょうか。
去年12月19日、ソフトバンク株上場の日。売り出し価格1500円で10万6600株(約1億6000万円分)を購入した投資家のたけしさんに密着取材しました。ところが、株価は初日から下がり続けます。
投資家・たけしさん:「(Q.売らずに長期で運用?)そこでチャンスを、ちょっとでも上がるというチャンスを」
そのたけしさんが今月7日朝、ソフトバンク株をすべて売却したことが判明したのです。その価格は1449円。約500万円の損失を出しています。なぜこのタイミングで損切りしたのか、早速たけしさんに電話取材をしました。
投資家・たけしさん:「(Q.500万円の損失について)大きな金額ですよね。でも、初日に1200円を切ったので3000万円の損失の可能性もあった。そう考えると、これくらい仕方ないですよね。ショックですよ。でも、持ち続けることの方がストレス。眠りも浅くなる。きょうは、ぐっすり眠れます。上がると思ったら、また買えばいい」「(Q.ソフトバンク株の株主にアドバイスを)他人の言うことを聞いてやると、負けるところで終わっちゃう。我慢するところは我慢する。損切るところは損切る。自分を信じてやるしかない」「(Q.2019年の展望は)弱気相場ですね。GAFA、特にアップルの株価調整(下落)は戻すのに時間がかかる。最低でも1年」出典:https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190107-00000022-ann-bus_all テレビ朝日系(ANN)
ソフトバンクIPOが助かる日
ソフトバンクのIPOの初値は1467円であり、上場日の終値は1282円ということで爆死でした。
IPOに参加した個人投資家の資産は全体で4000億円吹っ飛んだ形となり、実質的に株式を売却した孫正義氏の勝利であったと言える出来事であり、個人投資家は激おこでした。
2019年1月7日時点の株価は1419円なので、そろそろIPO価格に届きそうなところまできています。
米中の貿易戦争と、円高ドル安で日本経済に悪影響を与えそうな問題は数多くあるものの、ソフトバンクの事業形態からして、国内の通信事業は貿易の問題を特に受けそうにはないし、円高になってもソフトバンクは輸出事業ではないので、これも特に問題はありません。
世界経済のあおりを受ける企業ではないので、影響をあまり受けない投資先としてソフトバンクが選ばれる傾向が出てきているのではないかと推測しています。
3月には、配当金が出るのでその時期にには1500円前後の価格になっており、うまくいけば1500円を超える可能性があるので、ソフトバンクの株を保有している人は気長に待つことをおすすめします。