佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
株式投資をしているとダイアモンド・ザイとか日経マネーなどの投資雑誌を読んでいればわかりますが、やたらとソフトバンクが高配当でゴリ押しされているのが気になって仕方ありません。
去年12月19日のIPOでは爆死し、僕もIPOに参加していたので、そのままバイ&フォーゲットで今も保有しています。
自分も、高配当であり、安定した利益をもたらす通信事業を行っているソフトバンクを高配当を信じてバイ&フォーゲットしてもいいと思うのですが、何かとソフトバンク推しされていて気になります。
証券会社も投資家に気をつかってソフトバンクを推奨銘柄にしろと雑誌に圧力をかけているのかどうか知りませんが、保有者にとっては力強い後押しであることには間違いありません。
ソフトバンクは今後どうなるのか?

ソフトバンクはIPO上場後は1100円台後半まで下がりましたが、1300円台をうろついており、依然として停滞した状態です。
3月には上場後初の配当があるため、配当目当ての買いが入り、一時的に株価が上がる可能性があります。
ソフトバンクは同業のKDDIやNTTドコモと比べて、PERが高いなど割高を指摘されていますが、株価はPERがすべてではありませんし、その時その時の状態にもよります。
株価が上がるかどうかは投資家にとって、予想は難しく、決算があまりよくなかった場合でも株価が上がる場合もあれば、増収増益であっても株価が下がる銘柄もあります。
ソフトバンクはKDDIやドコモとは競合していますが、他社とは違い、ソフトバンクキャリアでは値下げせず、ソフトバンクブランドのYモバイルで値下げを対応させる方針をとっています。
ソフトバンクはYモバイルでiPhone6sを新規契約、乗り換えで一括500円で端末を買えるようにするなどの攻勢で契約数を伸ばしています。
携帯会社の契約の割合を多く占めるiPhoneの売り上げが大きく影響すると思われていますが、近年では、iPhoneは毎年新作を出しても大して目新しいことはなく、端末代も10万円以上することなどからiPhoneの最新機種を買う人は年々減っています。
多くの人にとってはそこそこ使えればそれで十分であり、高い端末を買い換える必要性を感じなくなっています。
そのため、ソフトバンクはソフトバンクキャリアを値下げをせず、最新のiPhone機種で同業に抜かれても、それ以外でカバーできればいいという戦略をとる方針です。
去年の12月の通信障害で一時的に契約数が減る傾向がありましたが、現在では持ち直しています。
ソフトバンクはKDDIやドコモと違って良くも悪くもチャレンジ精神を持つ企業なので、多少株価が思わしくない場合もあると予想されますが、うまくいけば良い感じに株価上昇が期待できそうとも言えます。
ソフトバンク株保有者は株価よりも配当に目を向けた方が安心してホールドできるので、株価はあまり気にしない方がいいと思います。