佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
株式投資は普通に考えれば、「安く買って高く売る」です。
そうなると、基本的には株価が上がる前に買っておき、株価が上がった時に売ることが必要になります。
しかし、多くの人の場合は、株価が上がってから買い、株価が下がり始めてから慌てて売るという逆行為をやっているのです。
なぜ、本来やるべき行為とは逆のことをしてしまうのでしょうか?
目次
上がった株は買いたくなる

株式投資では、普通の人であれば、上がった株を買いたくなります。
なぜなら、株価が上がった株はこれからももっと株価が上がると思い込んでしまうからです。
無意識でも、株価が上がった銘柄が気になります。もし、自分が買おうか悩んだ時に株価が上がっていれば、買いたくて仕方ないでしょう。
「バスに乗り遅れたくないから」です。
株価が上がっている銘柄を黙ってみていることができないので、上がっている銘柄に飛び乗ってしまいます。
そして、飛び乗った銘柄はだいたい株価が上がっているので、調整で株価が下がる可能性があります。
高騰した株は高い確率で下がります。ずっと上がり続ける銘柄はありません。
上がり始めた株に飛び乗っても、それは手遅れである可能性は十分にあります。
つまり、安く買って高く売るという方法では、上がり始めたら、手遅れなのです。
上がっていない株は買う気になれない
株価が上がる前に買えば、大きな利益を得ることができるかもしれません。
しかし、株価が上がるかどうかハッキリわからない銘柄を株価が上がる前に買う気には普通であればなれません。
買って、さらに株価が下がったら後悔するかもしれません。
上がる前に仕込むのは、難しいものなのです。
もはや、運でしかない
上がる前に仕込むことができる人もいるでしょうが、ハッキリ言って運が良いということでしょう。
買った株が運良く上がったということはよくあることです。
天才的な手法でできる人もいるでしょうが、ごくわずかです。
多くの人にとっては、天才的な手法なんてものは持ち合わせていません。
もし、あなたが持ち合わせていたら、きっとすでに資産が増えまくっています。
何かの拍子に天才的な手法でできるようになるかもしれませんが、その可能性も低いです。
「安く買って高く売る」を諦める

株式投資は安く買って高く売るを繰り返さなければ、増やせないわけではありません。
安く買って高く売る方法よりも、稼ぎは少ないかもしれませんが、着実に増やす方法はあります。
安く売って高く売るという手法をわざわざ追う必要はないかもしれません。
自分に見合った投資をやり続けたほうが、最終的には良い結果を生み出すはずです。