【悲報】経団連会長「ハッキリ言ってもう終身雇用無理」と宣言、終身雇用のない未来とは?

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佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA

経団連会長の中西宏明会長が「正直言って終身雇用なんてもう守れないと思っているんです」などという発言をしたことが大きな話題になっています。

 

この経団連会長の終身雇用はもう無理という発言により、すでに経済界では終身雇用をする意思はないというメッセージを発信したことになります。

つまり、今後は大企業であっても一流企業であっても終身雇用なんてものはないということになります。

今後、経団連会長のこの方針で企業の雇用に対する意識がどんどん変わると予想されます。

終身雇用がなくなるとどうなるのか?

終身雇用というのは、バブル経済崩壊までの日本では基本とされていた雇用システムであり、「年功序列」とセットになっているシステムです。

基本的に終身雇用では、定年を迎えて退職するまで会社が面倒を見てくれるという慣習であり、サラリーマンの安定を保障した制度です。

それに加えて、終身雇用を前提とした給料システムの年功序列があり、年齢を重ねるごとに給料が上がるシステムになっていました。

サラリーマンはその安定した身分を約束する会社に対してがむしゃらに働いて報いる形を取っていました。

こうした終身雇用、年功序列といった制度は鎌倉時代の「ご恩と奉公」の形に非常に似ています。

ご恩と奉公というのは、武士は自分が支配している土地を将軍によって認められるご恩を、将軍に対して奉公という形でいざ、なにか合ったときは命を張るという契約のことです。

終身雇用は、サラリーマンとしての安定した身分を保障することを前提に、会社のために頑張ってもらうシステムなのです。

 

しかし、2000年代から非正規雇用が拡大したことで終身雇用に組み込まれない人々が増え始め、すでに2019年では4割の労働者が非正規雇用となっています。

 

つまり、どんどん終身雇用という立場の人が減っており、終身雇用を前提とした働き方はどんどん減っているということです。

最近では、大企業と言われる企業でも45歳以上の人をリストラすることも普通にやるようになってきています。

 

終身雇用の前提となっている安定した身分というものがこれからはなくなるという経団連会長の発言により、今まで日本の雇用で当たり前だと思われていたことが当たり前ではなくなるのです。

年功序列が成り立たなくなる

終身雇用がなくなるということは、年功序列もなくなるということです。

年功序列では、年齢が上がるにしたがって立場も給料も上がるシステムが基本ですが、終身雇用が無理であるならば、年功序列も無理になります。

年功序列で一番報われるのは50代、60代の人達です。

基本的に、20代や30代の人達は給料が低く抑えられているので、自分の働きに見合った給料をもらえていないと感じる人が多いのです。

 

それでも、年齢を重ねるごとに給料がどんどん増えていく年功序列のシステムで自分たちが50代、60代になったときに報われることを信じて働くことになります。

しかし、大企業では40代での早期退職を募集したり、解雇することが当たり前になった時代には年功序列のうまみはほとんどありません。

せっかく頑張ってきたのに、あと少しで良い感じになるという時にリストラされる環境では、年功序列を受け入れることはできないと考える人も多くいるはずです。



二極化する日本の労働環境

これまでの話では、終身雇用がどんどん減り続けることを書きましたが、そうなると訪れるのが、成果主義や実力主義です。

すでに20代の若い人や大学生のなかには、年功序列よりも成果主義を好む傾向が増えています。

若い人達は、すでに日本では年功序列が成り立たなくなっていることを知っているので、これからの時代、どうすればいいのかをよく考えています。

 

これからの時代では「実力によってお金を稼ぐ人」と「これまでの労働と同じ人」の二極化すると考えられます。

実力により、お金を稼ぐ人はお金を多く稼げるのであまり困りません。

稼ごうと思えばどんどん勝手に稼げます。

これまでと同じような働き方をする人はこれからの時代ではさらにお金に困るかもしれません。

日本人の平均給料は20年ほど前をピークにして少しずつ減っています。そう考えると、今までと同じ働き方であるならば、給料は上がらず、下がることも考えなければいけません。

弱肉強食がより鮮明になる日本

かつての日本であれば、それほど弱肉強食の世界ではなかったのですが、バブル経済崩壊後の日本では、どうすれば利益を確保できるのか?をより意識するようになっています。

その一番の方法として、利益を上げるのに一番手っ取り早く、効果のある人件費の削減に焦点が当たるようになりました。

多くの経営者は人件費のコストカットにより利益を上げることを覚えたことで、日本では給料が抑えられるようになり、雇用も正社員ではなく、派遣や契約社員といった非正規雇用にシフトするようになりました。

 

これからの時代では、お金をたくさんもっている富裕層と言われる人々が今よりも増えるはずです。

その反面で、お金がない人々も今よりももっと増えると予想できます。

 

今回の経団連会長の発言は日本の雇用にとって、大きな転換期になると思っています。

さとうゆう
さとうゆう

弱肉強食の世界って怖そうだよね






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