外貨建て保険の販売、過去最高の3.6兆円を記録!?外貨建て保険のワナにハマる人が増えている原因とは?

佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA

生命保険大手5社の2018年度における外貨建て保険の売り上げが3.6兆円を記録しました。

生命保険大手5社の2018年度の外貨建て保険の販売が前年から5割増の約3・6兆円と、過去最高になった。老後の資金対策などのため、高利回りでの運用商品として銀行の窓口販売で人気の一方で、為替相場次第では損失を被る。十分な説明を受けずに加入した、との苦情も絶えない。

日本生命・第一生命ホールディングス(HD)・明治安田生命・住友生命・T&DHDの保険料等収入を朝日新聞が集計した。18年度は前年度の計2・4兆円から1・2兆円増の計3・6兆円。販売額最多は第一生命の1・7兆円で、同社の保険料等収入全体の約3割を占めた。昨秋に改定した商品が好調な日本生命が次いで多く、初めて1兆円を突破した。

出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00000004-asahi-bus_all 朝日新聞社

生命保険会社にとって、外貨建て保険は稼ぎ頭となっているようですね。

目次

外貨建て保険が売れる理由

外貨建て保険というのは、普通の保険ではなく、保険料として払ったお金を外貨に投資して、出た利益を還元する仕組みになっています。

「保険」というよりも「投資」であり、買っている人も仕組みをよくわかっていない人が多く、「高利回り」という誘い文句で加入させるケースが増えているのです。

つまり、よくわかんないけど良い商品だよということで売っているので、何となくで買ってしまう人が増えているのです。

ここで問題になっているのは、外貨建て保険というものをよくわからないうちに契約させてしまうことです。

きちんとどんなものかを知っていて契約したのであれば、問題ないのですが、説明不足であるということで国民生活センターに多くの苦情が来ているということなので、改善する必要があります。

外貨建て保険は損する確率が高い

僕の予想では、今後しばらくは円高になると考えているので外貨建て保険で損失を出す確率が高いです。

外貨建て保険は、基本的に円高になればマイナス、円安になればプラスと考えてもらって大丈夫です。

今後の景気の動きを考えれば、経済が不安定になりやすく、その度に円高に動くと予想されるので、数ヶ月、1,2年の期間ではマイナスになる可能性が大です。

外貨建て保険は「保険」じゃない

外貨建て保険は、保険ではなく、投資ですね。

外貨建て保険の仕組みを見る限りでは、一般的に言われる保険とは違ったものなので、保険と思って買うと大変です。

普通に考えて、「外貨投資」ですよ。

どうか、外貨建て保険という名前に騙されないようにしてください。

 

そんじゃ、また明日。