佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
ソフトバンクが上場してから初めての配当金を受け取りました。
6月10日に期末配当という形で、証券口座に入金されました。
一株37.5円ということです。(配当利回りが上がり、次の配当から42.5円となります)
現在、500株保有ですが、配当の権利を獲得した時は600株でしたので、22,500円分の配当金を獲得できました。(37.5円×600株)
そこから税金が引かれて、17,930円をもらうことになります。
実際に入る金額は配当金から税金を引かれた分です。
目次
ソフトバンクは高配当を維持できる?

ソフトバンクはIPO当時から高配当株ということで注目を集めており、配当利回り5パーセントという数字はとても魅力的です。
しかし、ソフトバンク自体が日本企業のなかでも時価総額トップ10に入る大きさなので、IPOの需要と供給のバランスがうまくいかず、初値は公募価格割れの1467円という結果に終わりました。
その後、さらに配当利回りを上げることにより6パーセント近い利回りを記録しています。(1株あたり42.5円)
高配当株は投資家にとっては魅力がありますが、高配当ということは配当を維持できるだけの利益を今後も生み出すことができるのか?が大きな問題になってきます。
日本企業の場合、一旦業績が悪くなると配当を減配したり、無配にしたり、株主優待廃止などの措置が普通にとられます。
このようにして配当がなくなれば、配当がないだけでなく、売られることにより株価も下がるので、ダブルパンチになります。
そういった問題もありえる配当ですが、ソフトバンクの場合は深刻に捉える必要はないと僕は考えています。
ソフトバンクが配当を維持できる理由
ソフトバンクは通信事業により、多額の利益を上げています。
管官房長官による携帯料金が高いという発言以前のドコモ、KDDI、ソフトバンクといった通信事業社の利益率は20%前後という高い利益率を誇っていました。
現在はもう少し下がっているかもしれませんが、それでも他の業種と比べても高利益です。
通信事業はスマホやインターネットの利用料、通信端末代などで稼いでいますが、スマホやインターネットは現在は多くの人が使っており、稼げる事業です。
また、不景気になっても、不景気になったからといってスマホやインターネットを使う人は減りません。つまり、不況に強いビジネスであり安定収入を継続的に稼ぐことができます。
そういった背景から、ドコモ、KDDI、ソフトバンクといった企業はたくさん稼いで、配当を出すことができるのです。
特に、ソフトバンクはドコモ、KDDIのように元が国営だった企業とは違い、民間企業として利益を出すことに長けています。
ドコモ、KDDIといった企業では、経営の方針がまだ国営企業に近い感じなので、値下げに関しても、一応政府の意向に従う様子を見せていましたが、実際にはあまり値下げしていないのです。
ソフトバンクとしては2社とは別に、ソフトバンクキャリア、ワイモバイル、LINEモバイルという3つの構成で利用者に合う価格帯を設定して、値下げに対抗しています。
経営に関して言えば、どちらかと言えば外国企業に近い経営なので、日本的な経営をしている企業よりは株主を重視していると感じます。
つまり、ソフトバンクはドコモ、KDDIとは違うやり方により、ビジネスを展開し、アグレッシブな姿勢でいるので、株主にとっては良いやり方であるということです。
上手く言えませんが、ソフトバンクが簡単に減配するような方針をとるとは考えにくいです。
高配当株としてのソフトバンクはまだまだこれからだと思いますね。
そんじゃ、また明日。