佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
G20が終わり、トランプ大統領と金正恩委員長が板門店で会談したことや、中国との話し合いで米国製品を中国に売ることを許可し、追加関税を辞めるというところまで来ています。
この一連の流れにより、今後の見通しが少し良くなることを考えれば、しばらくは経済的な不安は回避できると思われます。
トランプ大統領のこれまでの発言から考えると、今までの言動は一体何だったんだと思われるでしょうが、これも来年に行われる大統領選挙のための戦略であると考えることができます。
トランプ大統領としても、このまま北朝鮮や中国との関係が悪いまま対立していることはいいことではありません。
もし、関係がさらに悪化し、問題が大きくなるとトランプ大統領の評価が下がってしまいます。
そのため、今回のように「今までは関係が悪い感じになっていたけど、話し合いの結果、良い方向に進みそうだ」というパフォーマンスをすることで、関係を悪くしない方へと動かしているように見えます。
トランプ大統領がツイッターで金正恩委員長を会談に誘うところは、事前に下準備をしていると思われますが、上手くいってなさそうだった関係が実はそれほど悪くないという印象を持たせるには良かったのではないでしょうか?
これまで3回の会談をしていますが、具体的な成果はなく、とりあえず会ってお話をした程度ですが、何もしないよりは効果があるはずです。
大統領選挙まで株価は維持する方針
トランプ大統領は株価、特に経済や貿易などにいろいろ文句を言う人です。
なので、見える結果でわかりやすい成果を得るためにもアメリカ経済の好調を維持することが重要だと考えているはずです。
トランプ大統領が就任してから株価はニューヨークダウ平均株価16000円から26000円以上と1万円近くも上がっています。
トランプ大統領は自身の選挙のためにも企業を後押しする政策を展開すると考えられるので、大統領選挙時にはニューヨークダウ平均株価が3万円を突破しているかもしれません。
今後、世界経済が良い方向へと向かう可能性は高くないですが、アメリカ経済においてはしばらくは良い状態をキープできそうですね。
そんじゃ、また明日。