佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
SBI証券で週間買付金額ランキングなどのランキングが発表されていますが、ランクインしている銘柄がどれも訳ありぽい銘柄ばかりです。
NISAは非課税で売却利益に税金がかかりません。
政府はその制度を利用して資産を増やすことを目的としていますが、NISA利用者にとっては、ただの非課税枠として使われているようです。
目次
優良株が買われていない
まず、第1位は「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信」ということで、日経平均株価が下がる方に賭ける投資信託です。
最近の傾向としては、日経平均株価は上昇しているため、含み損を抱えている人が多いと思われます。
日本の経済を表す指標である日経平均株価が落ちるほうに賭けている投信のため、日本の経済が落ちると考えている人が多いことがわかります。
4位のソフトバンクグループは、アメリカで不動産の貸し出しをしているWeWorkという企業で大きな話題になっております。
評価額400億ドルとされていたWeWorkはすでに評価額80億ドルとされており、10月には資金が枯渇するとされていましたが、ソフトバンクグループが追加融資することで、なんとかなるようですが、評価額80億ドルの企業に95億ドル(約1兆円)の追加融資をすることになりましたが、評価額80億ドルの企業を95億ドルぶち込んで、なんとか延命させることになるため、今後劇的な改善がなければ赤字を垂れ流すだけとなります。
たぶん、このWeWorkの追加融資には6位にランクインしているソフトバンク(9434)が生み出している利益もぶち込まれると思いますが、そんなに大きな影響はないと思います。
ソフトバンクグループは、WeWorkの株式の8割を取得しますが、子会社化はせずに、別の会社として存続させることで、ソフトバンクグループの業績とは切り離すようにしていますが、影響があることは避けられません。
NISAで買うような銘柄ではないものがランクイン
NISAのランキングを見れば、「あー、、、」と思う人もいるでしょう。
もはや、NISAは短期売買のための枠となっているのです。
短期売買だけならまだしも、訳ありと言えるような銘柄がいくつかランクインしているのを見ると、なんとも言えない感じになります。
個人投資家のリアルを写し出すNISAランキングを見れば、他の人がどう考えているのかがなんとなく見えてくるのではないでしょうか。
個人投資家が優良株への投資で資産を増やすことを願っています。
そんじゃ、また明日。