佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
アメリカの配車サービス、ライドシェアビジネスで大きくシェアを占めているUberとLyftの株価は今年にIPOで上場してから途中まで株価が上がりましたが、その後は下落し、低迷しています。
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低迷する株価
Uberはアメリカ時間11月5日の終値が-3.06(-9.85%)28.02ドルということで、かなり下がっています。
ウーバー株過去最安値、ロックアップ期間終了迫る-精彩欠く決算後https://t.co/G0fLYNCIo5 pic.twitter.com/3EXVSz9NkB
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) November 6, 2019
IPO上場後一定期間ロックアップという株を売らせない仕組みがあるのですが、アメリカ時間で11月6日からロックアップが解除されるということで警戒されています。
Uberの筆頭株主であるソフトバンクグループにも少なからず影響があると思われます。
一方のLyftもアメリカ時間11月5日の終値41.37は終わりました。
Lyftは、楽天が筆頭株主であり、先日には2019年7~9月期の連結決算で、リフトの株価が下落したことを反映して約1030億円の減損損失を計上することを発表しました。
【楽天 1030億円の減損損失計上】https://t.co/mpgUQgPHAo
楽天は5日、2019年7-9月期の連結決算で、約1030億円の減損損失を計上する見込みと発表した。出資中の米ライドシェア企業Lyftの株価が下落したため。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) November 5, 2019
配車サービスの今後はどうなるのか?
近年のIPOの盛り上がりもあり、期待されていた企業が軒並みに株価下落状態になっています。
最近の傾向としては、黒字化よりもビジネスを拡大し、どれだけシェアを取れるかを重視して経営する企業が増えてきました。
企業に投資する投資家も近年の「好景気」でお金が余っているのか、かなり投資をするようになっています。
また、IPOにより上場することで新たに資金を獲得でき、上場前に投資した投資家も上場により、持っている株を市場に売ることができます。
つまり、IPOで上場して持ち株を売ることが大きなターニングポイントとなっているのです。
俗にいう「上場がゴール」になっている企業が最近は増えているように見えるかもしれません。
こうした企業は、とにかく勢いや雰囲気を良い感じに見せることで、良いビジネスをしている企業のように見せている場合があります。
そういった企業には気を付けたほうがいいですね。
ポイントとしては、たいしたことがなさそうなビジネスなのになんか知らんけど盛り上がっている企業です。
何となく、雰囲気だけの企業だと感じたら危険ですね。
僕自身、UberとLyftは「上場がゴール」の企業ではないと思いますが、黒字化に少々手間取っている感があります。
投資家はこのパッとしない業績に嫌気が差して売っていると思われます。
配車サービスのビジネス自体は、別に真新しさなどは感じないし、たいした魅力もありませんが、Uberの「Uber Eats」は良さそうな感触があります。
都心などを中心に都市部では、Uber Eatsを利用する人が増えており、配達する人も多く見かけます。
田舎だと、そもそもUber Eatsってなんなん?みたいなこともあるし、そもそも配達する人がいないこともあるでしょう。
都市部を中心に今後もUber Eatsは多く利用されるはずです。
配車サービスが今後、どうやって黒字化していくのか注目していきます。
そんじゃ、また明日。