佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)が密かに投資家の注目を集めています。
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)は楽天投信投資顧問が運用する投資信託であり、分類としては「レバレッジバランスファンド」になります。
目次
USA360は米国株投資家にとって魅力的?
グローバル3倍3分法ファンド、ウルトラバランス世界株式に続き、登場した楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)と前者の2つのファンドの大きな違いは、投資先の種類です。
前者2つのファンドは、株式、金、不動産、リート、債券などの商品を世界で分散して投資していますが、楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)は、米国株と米国国債のみが投資対象です。
USA360のリスク分散は、他のファンドよりも狭く、リスクが高いように思えますが、アメリカの今後をポジティブに考えている人にとっては、シンプルで魅力的な投資であると考えることもできます。

▲こちらは、2019/11/19の時点での評価額です。
特に、米国株に投資している投資家は債券の部分におけるリターンで物足りないと考えているでしょうが、USA360のレバレッジである程度のリターンを期待できると分かれば、魅力的な商品になると考えています。
債券の比率が高い
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)では、株式と債券の割合は90:270になっており、債券はレバレッジを賭けたものになっています。
今後、債券の需要が高まり、債券の価格が上昇すれば、ファンドの評価額は上がります。
現在(2019/11/19)の米国経済の状況は、株高であるにも関わらず、景気の良さを実感できないという雰囲気があり、株価の割高感を感じている人が一定数おり、現金や債券といった比較的安全とされる資産に移行する人もいます。
つまり、投資にお金が流れているものの、不透明感のある相場である状況は、USA360にとって有利な相場となります。
不透明感があるものの、株価が上昇する局面では、株式をさらに買う人もいれば、債券に移行する人もいる状況はUSA360にとって、良い状況とも言えます。
この相場が崩れて、株式相場が悪くなる場合でも債券に資金流れれば、そちらが大きく上がるため、株式の下落分を相殺できると考えています。
株安・債券安
USA360にとって、マズいのは株式、債券のどちらも価格が下落することです。
つまり、先ほどの条件とは逆の場合ですね。
株価が下がり、債券に流れず、他の資産に資金が流れれば、たちまちに評価額は下がることでしょう。
そうした場合には、速やかに手を引く必要もあるかもしれません。
僕の場合、11月6日に5万円分投資したままでホールドする予定です。
レバレッジバランスファンドの今後の動きが読みにくいこともありそうなので、過度に資金を投入することはおすすめしませんが、少額から投資してみるのは悪くないと思います。
SBI証券、楽天証券であれば、買い付け手数料は無料で100円から買うことができます。
今後、こうしたレバレッジ投信がどんどん生まれる可能性がありますが、一時のブームで終わるかどうかは今後の動き次第です。
そんじゃ、また明日。