FXやデイトレードは麻薬、一度ハマれば簡単には抜け出せない

佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA

FXやデイトレードなどの短期売買は短期間でお金を稼ぐことができる手段として一定の層に人気がありますが、残念ながらほとんどの人は稼ぐことはおろか、損失を出すことがほとんどです。

それはなぜなのか?

目次

短期の相場は予想困難

簡単に言えば、トレードは短期であればあるほど株価のランダムな動きに左右されるからです。

例えば、S&P500という指数を例にすれば理論上は年率6、7パーセントの利益が見込めることが分かっています。しかし、この理論が通用するのは数十年という長い期間投資した場合です。

もし、リーマンショック後の3年間であれば、年率はプラスどころかマイナス数十パーセントにもなります。

このように短期であればあるほど相場の動きはランダムに動くので、上がったり下がったりの荒波に揉まれることになります。

FXやデイトレードは長くても1日もやらないのでその時の一瞬一瞬が勝負になります。

そうなるとその日の相場がどうなるのかに神経を集中させることになります。

長期で見れば、ある日の相場は下がり、またある日の相場は上がるといった感じでランダムに上がり下がりを繰り返しながら相場は徐々に上がっていくのですが、短期で見た場合は上がったり下がったりをランダムに繰り返しているので予想するのは困難です。

FXやデイトレードはこのように予測困難な状況で上がるか下がるかに賭けることになります。




抜け出せない理由

FXやデイトレードは勝っても負けても取引をやめることが困難です。

もし勝ったとしても次も勝てばもっと稼げると考えるので、取引を続ける事になります。

もし負けたとしても負けた分を取り返すために、取引を続ける事になります。

勝っても負けても取引から抜け出せないようになっているのがFXやデイトレードの特徴です。

 

FXやデイトレードにハマる最大の原因は取引結果がすぐに分かることです。

FXやデイトレードであれば、取引したその日に損益わかるので目に見えた結果をすぐに知ることができます。

これがハマる理由です。

人間というのは、自分が行なったことに対しての結果を早く知りたいと思う生き物なので、取引結果がすぐに出るFXやデイトレードは脳が喜ぶ仕組みになっています。

人間というのは早く結果が出したいと思うし、早くお金持ちになりたいと思うものです。

しかし、現実世界ですぐに結果が出るものはほとんどなく、すぐにお金持ちになる方法も限られています。

 

仕事でも勉強でもすぐに結果が出るモノはなく、数ヶ月、数年とかかるものがほとんどです。

このように結果の見えないことでも愚直に継続して取り組むことで多くの人は良い結果を出しています。

 

FXやデイトレードはすぐに儲けることもできますが、速攻でお金を溶かすこともできる諸刃の剣です。

FXやデイトレードで多額の損失を出す原因の1つとしてレバレッジがあります。

レバレッジを使えば、自分が持っている金額の数倍、数十倍の金額を持っているという前提で取引でき、レバレッジを賭けて取引すれば一日で数万円を稼ぐこともできます。

しかし、多くの人は短期売買で日々の相場のランダムな動きを予測できないので、負けることになることから、一日で数万円の損をする人が大半です。

 

こうやって、負けると負けた分を取り戻そうとしてさらに負けるという負のスパイラルにハマってしまう人が多くいます。

FXやデイトレードに一度でもハマってしまうと麻薬のように抜け出せなくなるのはこういった理由があるからです。

 

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