佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
日本の投信ファンドではレオスのひふみ投信が人気です。
こちらの記事でもひふみ投信について書きましたが、これまでのひふみ投信の成績は他の投資信託を圧倒するパフォーマンスを残しており、ひふみ投信に投資していた投資家は多くのリターンを得ることができました。
しかし、今後もひふみ投信が圧倒的な成績を残せるかどうかは不明です。
ひふみ投信が圧倒的な成績を残せたのはリーマンショック真っ只中の時に、安く売りたたかれた中小の優良企業に投資したことが大きなきっかけになりました。
その後も2012年末の自民党の政権交代により、安倍首相によるアベノミクスが始まり、さらにひふみ投信のパフォーマンスが上がりました。
近年では、ひふみ投信を運営するレオス・キャピタルワークスがテレビや雑誌などで取材されるほどの人気になり、ひふみ投信の総資産額がどんどん増えていることからも多くの人がひふみ投信に期待しています。
今後は厳しいかも

しかし、すでにひふみ投信がこれまで行ってきた中小の優良企業への投資は限界に来ています。
それはひふみ投信が悪いということではなく、企業の規模の問題です。
ひふみ投信は中小の優良企業への投資により圧倒的な成績を残してきましたが、近年の人気によりひふみ投信に投資されるお金が莫大に増えています。
そもそも中小企業は時価総額が低いので数千万、数億円の投資で限界が来ます。
そのため、いくら投資できる額が増えても、投資対象となる中小の優良企業がなくなり、投資先があまりないという状態になります。
最近では、米国の大企業にも投資をしていることからも投資金をもてあましている感じがあることからも、今までのように中小の優良企業への投資で圧倒的なリターンを得るのは難しくなります。
さらに、日本経済が景気後退に迫っており、すでに景気後退に入っているという見解もあることを考えると、これまでの圧倒的なパフォーマンスを期待して投資すると期待外れになる可能性があります。
これは、ひふみ投信に限らず、多くのファンドにも言えることであり、景気後退に入ればほとんどのファンドは今までのように高いパフォーマンスを発揮することは難しいと予想されます。
これは、どのファンドでも言えることで、特にアクティブファンドであれば、何年にもわたって平均を上回るパフォーマンスを残すのは並大抵のことではありません。
ひふみ投信の投資する能力は高く、今後も高いパフォーマンスを発揮する可能性は十分にありますが、これまでの成績と同じかそれ以上の成績は今後、厳しいのではないかと予想しています。
レオスのひふみ投信
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