佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
2020年卒の大学生の就職内定率が5月1日時点で5割を超えました。
来年春に卒業する大学生の就職内定率は、今月1日の時点で51.4%でした。企業の採用面接が始まる1か月前の段階で、すでに半数を超える学生が内定を得ていることになり、採用活動の早期化が進んでいます。
この調査は、人材サービス大手の「リクルートキャリア」が来年春に卒業する全国の大学生を対象に行い、1600人余りから回答を得ました。それによりますと、今月1日の時点で内定を得た学生の割合は51.4%で、去年の同じ時期を8.7ポイント上回りました。
出典:NHK WEB NEWS https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190515/k10011916721000.html
さらに詳しく内容を見ると「文系は47.1%、理系は61.6%」ということで、理系が有利な状況になっていますが、全体的に見れば、かなり好調ですね。
去年よりも就活の状況は良くなっている感じです。
目次
追い風になる原因とは?
今年の就活が好調な要因としては、「人手不足」が第一にあげられます。
去年頃から急に人手不足という情報が流れまくり始めましたが、それが就活に追い風になっているようです。
大企業では、あまり人手不足にはなっていないのですが、中小企業では人手不足になっている企業が急激に増えてきている印象があります。
そういった企業が早めに内定を出していることも今回の好調の要因となっています。
2つ目には、「ゴールデンウィーク」ですね。
今年は、天皇の代替わりにより年号が変わって、新しい天皇が即位するということで、10連休のゴールデンウィークとなりました。
この長い連休も後押しとなり、早めに内定を出すところもあったということです。
就活のルールが政府に任せられることになり、多少変わるところもあるのですが、あまりその影響はないと言えるのではないでしょうか。
実際には、就活のルールは外資や中小企業ではほとんど関係ないので、早く就活して早く内定を取る人が近年は増えている傾向にあります。
3月の説明会解禁の時点では、16%ほどの学生がすでに内定をもらっていたということからも、就活は個々の動き次第になりつつあるように感じます。
就活は変わるのか?
就活を新卒一括採用メインではなく、第二新卒や中途採用、通年採用にしていこうという流れがありますが、まだまだ新卒一括採用がメインに進むことになるのではと予想しています。
しかし、人手不足で働き手が欲しいところにとっては、新卒だけの採用では成り立たないところもあると思われるので、採用の幅は広がっていくはずです。
どちらにしろ、就職活動をする人にとっては、今の状況は良い方向に進んでいるので、順調にいけるはずです。
いつまで好調な状況が続くのかわかりませんが、数年前よりもかなり良い状況であることは間違いないようです。
そんじゃ、また明日。