
佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
大手コンビニやスーパーではクリスマスシーズンが終わると、次には節分の日に食べられる「恵方巻」を売るシーズンに突入します。
恵方巻は毎年売れ残ったたくさんの恵方巻が大量廃棄されることが近年問題視されています。
今年の1月に農林水産省は恵方巻きが毎年大量に廃棄される問題の解決に向けてコンビニエンスストアやスーパーなどの業界団体に対して需要に見合う販売をするよう文書で通知しています。
しかし、大手コンビニなどで行なわれる恵方巻きの予約は廃棄を減らすためではなく、売り上げを上げるための予約であり、今年も売れ残った恵方巻きが大量に捨てられることが予想されます。
大量廃棄される食品
日本では恵方巻きに限らず、スーパーの弁当やコンビニでの食べものは賞味期限が切れれば廃棄されます。
日本の食料自給率は4割程度しかないと問題提起している人もいますが、そもそも日本では食料を生産しても大量に捨てられるのが現実なので、食料が足りないどころか余りすぎて問題になっています。
資本主義社会では、できるだけ多く作って、できるだけ多く売るのが基本なので、どうしても売れ残ってしまうものです。
今回の恵方巻きで一番苦労するのは売れ残った恵方巻きを強制的に買い取らされるコンビニの店員です。コンビニでは恵方巻きを売るノルマが課せられていて、売れ残った恵方巻きを店員に買い取らせているという問題が実際に起こっています。
大手「田舎じゃ24時間できないから出店しません」
セコマ「田舎で買い物難民?じゃあ出店しよう、営業時間は20時まででいいよ」
大手「おせちのノルマ、恵方巻のノルマ達成できてねぇな、買い取れよ」
セコマ「おせちも恵方巻も予約販売のみです、ノルマ?なにそれ」そりゃ顧客満足度1位になりますわ pic.twitter.com/5JUsjRCa2X
— 咲来さん@リハビリ入院中 (@sakkurusan) 2018年2月4日
大手コンビニは前年を上回る販売数を目標にしているのでさらなる大量廃棄は避けられそうにありません。