佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
1週間にわたって起きたサンバイオショックも今は落ち着きを取り戻しています。
1月30日(水)から続いた(土日)を除く4日連続のストップ安により、12000円近くまであった株価が2000円台まで大暴落したこのサンバイオは第2のアキュセラとまで呼ばれるほどのインパクトを市場に与えました。
↑こちらにアキュセラについて簡単にまとめています。
アキュセラはサンバイオよりもストップ安が続き、株価が7分の1になったことで非常に大きなインパクトを与えました。
2016年はバイオ株がブームとなっており、多くの人がバイオ株に投資しましたが、残念な結果になっています。
地獄の1週間 サンバイオハザード
サンバイオを保有していた投資家にとってはこの1週間は地獄でした。
サンバイオは2018年の11月初め頃から治験の結果が良好と発表されたことを発端に株価が急激に上がり、多くの投資家がサンバイオを買いまくり、株価がどんどん上がっていくところを多くの人が歓喜しながら見つめていました。
まさに、「買えば上がる」状態であり、NISAでの売買ランキングでも一流企業と並ぶくらい買われていたのです。
株価が上がり続ける株というのは注目されればされるほど、その上昇の恩恵に乗りたいと思う人が乗っかるので、それがどんどん続くことで株価がどんどん上がります。
しかし、上がり過ぎた株価はどこかしらでピークが必ずやってきます。
株価暴落って原因がわからないことが以外とあって、いきなりなんか知らないけど下がり始めたゾ!ってこともあるのですが、サンバイオの場合はわかっていて、IRの報告で結果がよろしくないことが原因でした。
そこまでひどいというわけではありませんでしたが、上がり過ぎた株価を下げるには十分な材料だったと思います。
1月30日(水)、その日は突然訪れたのです。前日の29日にサンバイオの治験結果が合格ラインに到達していないという発表(IR)が行われたことで、サンバイオの株価は突如、大暴落をしたのです。
正確には、29日の時点ですでにPTSで暴落しており、30日はやべえことになりそうだということで大きな動揺が広がっていました。
30日にストップ安になった次の31日もサンバイオはストップ安となっています。
2日で株価が4500円も下がっているので、かなりヤバイ状況になっていて、いったいどこまでさがるんだろうか?という感じですね。
2月1日(金)になってもサンバイオの株価暴落は止まらず、3日連続ストップ安を記録しました。
3日で6000円も株価が下がったことで約半分になってしまいとても悲惨な状況になってきており、多くの人が興奮していました。
次の日は土日で休日なので、月曜日にどうなるのか!?という感じでした。月曜日から値幅制限の幅が広がるので、月曜日もヤバイ状況です。
2日(土)、3日(日)の休日を挟んだ、2月4日も暴落し、4日連続のストップ安を記録しました。
1日で2000円も下がっているので、かなり悲惨な状況でした。
4営業日で8000円も株価が下がるという大暴落を記録しています。
2月5日(火)の通常取引でサンバイオは株価2,440円で寄り、暴落がストップしました。
ストップ安手前でなんとか寄ることができ、その後株価が上昇し始めたところでようやく暴落が止まりました。

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=4592.t&ct=b
サンバイオはこの暴落によって1週間で約80%もの下落を見せるすごさで多くの投資家を震えさせるほどの大暴落をしたことで、サンバイオに投資していた投資家の多くが、大きな損失を被っています。
数百万、数千万という損害を受けた人はゴロゴロいて、そのヤバさはツイッターで確認できます。
14億円の損失を出した人もいて、サンバイオに多額のお金を投資していた人がたくさんいるということが今回のサンバイオ暴落でわかりました。
2月6日(水)の終値は2821円となり、すっかり株価高騰前の株価に戻ってしまいました。
今後、サンバイオの株価はどうなるか気になるところです。