佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
「サウジアラコム」というサウジアラビアの国営石油会社がIPOによる上場を検討しています。
サウジアラコムはサウジアラビアの市場に上場後、二番目に上場する外国市場として日本の東証が挙げられています。
サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコが世界最大となる新規株式公開(IPO)を2段階に分けて行う計画を検討していると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が関係筋の話として29日、報じた。
報道によれば、年内に一部株式をサウジの証券取引所に上場した後、2020年か21年に外国市場に上場する計画。2番目の上場先として東京証券取引所が浮上している一方、英国や中国の政情不安を背景にロンドンや香港の魅力が低下しているという。
出典:ロイター https://jp.reuters.com/article/saudi-aramco-ipo-idJPKCN1VJ2NB
目次
サウジアラコムに投資しても大きなリターンが得られない理由
サウジアラコムは国営の石油会社ですが、ビジネスモデルが石油なので、成長という点ではあまり伸びしろがありません。
ブルームバーグの記事では2兆ドル(約220兆円)の企業評価を求めているという内容が書かれており、IPOを実施する時の原油市場や化石燃料に対する環境という視点での評価により、IPOが左右されると考えられています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-02/PU0EK5SYF01S01
それでも、サウジアラコムは世界有数の利益をたたき出しているので、稼ぎという点では、かなり優秀であると考えています。
今年1-6月(上期)利益は前年同期比12%減の469億ドル(約4兆9350億円)。同社が半期決算を発表したのは今回が初めて。他の大手石油会社が原油価格や生産量の落ち込みに苦しむ中、アラムコの利益は同業他社だけでなくアップルやアマゾン・ドット・コムといった米巨大企業をも優に上回った。
引用:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-13/PW62VR6K50XS01
サウジアラコムへの投資でリターンを得るには、今後もパフォーマンスを維持し、上げられるか?
高い評価を得られるか?がポイントになります。
上場してから様子見をしても十分間に合う
サウジアラコムへの投資は、上場後に見極めることにしても十分間に合うと考えています。
実際にどれくらい評価されるかは市場に上場してみないとわかりません。
なんだかすごそうという、表面だけを見て投資するよりも、実際に上場後の株価で判断すれば、良いのです。
そんじゃ、また明日。