エンプロイアビリティとはなにか?雇用される能力はどう鍛えるのか?

佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA

近年の労働環境の急激な変化により、働き方や雇用の形態がどんどん変化しています。

年功序列、終身雇用といったこれまで一般的であった雇用の形態がなくなる一方で、法改正や政策により、雇用環境は労働者にとっては、どんどん厳しくなっています。

そのなかでも注目されているのが、エンプロイアビリティ(employ ability)です。

 

エンプロイアビリティとは、employとabilityをつなげた造語であり、「雇用される能力」のことです。

簡単に言えば、「どこでも通用する能力」と言えるでしょう。

 

一般的に、日本企業で就職すればその企業に適した仕事のやり方をみっちりと覚えるので、その企業に特化した能力を身につけることになります。

身につけた能力を他の企業でも活かせれば良いのですが、活かせない場合もあり、そういった場合に転職をしたら以前よりも条件は悪くなるかもしれません。

 

経団連の会長が終身雇用を続けるのは厳しいと発言したことから見ても、今後は就職した企業でずっと働いていくという可能性はどんどん低くなると予想されます。

年功序列、終身雇用で安定した身分を保障してもらえることが前提となっていた大企業の集合体である経団連の会長が、終身雇用はもう無理であると発言したということは、大企業であってもずっと働き続けることは厳しいということです。

 

今後の労働環境では、ほとんどの人が数社の企業に転職することが当たり前になってくるので、転職したときにさらに良い条件で転職できるように自分を高めていく必要があります。

ぶっちゃけ、今後の時代では以前よりも仕事に対してのウエイトが大きくなると思われます。

1997年をピークに日本人の平均年収は少しずつ下がり続けていることに加えて、以前のように同じ環境を維持できないということは、仕事について何かしら考えたり、行動したりする時間も増えることになるはずです。

 

昔のように、こうしとけばだいたいなんとかなるということもなければ、万全の準備をしていてもどうにもならないことも増えてくることが予想されるので、ますます厳しい時代になるのではないか?と僕は考えています。

 

「ボーっといきてんじゃねえよ!」って言葉があるのですが、まさにその通りでボーっと生きていると自然にヤバイ状況になるはずです。

社会の変化の流れを変えるのは難しいので、自分が変化に合わせるしかないのですが、多くの人が変化に対応できなくて苦労すると考えられるので、これからの時代は面倒なことになると思われます。

目次

これから伸びる産業で働く重要性

1990年代までの日本であれば、だいたいの産業が右肩上がりで給料も上がっていったので、特に問題にはなりませんでしたが、近年では右肩上がりに伸びている産業は一部でしかありません。

産業によっては競争が激しくなり、コスト削減、価格競争などの厳しい状況におかれていることを考えれば、今後伸びる産業で働くことを意識したほうがいいはずです。

伸びる産業では、利益がどんどん上がるため、給料も上がりやすい傾向にあります。

また、需要に対して供給の少ない職業は人手不足であるため、賃金が高くなる傾向があります。

DMM WEBCAMPのホームページにも全職種と比較して約200万円給与が高いという情報が載っていることに加えて、2020年にはITエンジニア職は約30万人を超える人手不足になるとされているので、需要が高いです。

DMM WEBCAMP

さらに、需要のある専門職であれば、さらに給料が上がり、職にも困らないため、そういった職を求めて、転職したり、勉強したりする人も増えています。

特に大学生や20代の間ではその動きが顕著であり、今後のことを考えて良い職に就くことを目指している方が増えている印象があります。

大学生や20代のなかで人気の職業には、プログラマーなどのエンジニア職が注目されています。

 

小学生でもパソコンを使ったプログラミングをやるスクールがどんどん増えていることからも、プログラミングを習得する人は今後も増えるはずです。

20代に人気のあるプログラミングスクールはDMM WEBCAMPTech Boostといったところがあります。

クリプテックアカデミアというところでは、大学生限定でプログラミングを教えているところもあります。

基本的は1ヶ月から3ヶ月の期間で集中的に学ぶことで、エンジニアスキルをガンガン上げていくスタイルのところが多いです。

 

こういったプログラミングスクールのほとんどが、無料説明会や無料体験を実施しているので、いきなり入会して、やっぱり合わなかったということにならないようにまずは無料でどんなものか体験することをおすすめします。

エンプロイアビリティは基本を徹底すること

エンプロイアビリティって結局なんだよ?と言われると、様々なことが言われていると思うのですが、ぶっちゃけ特別なことでもありません。

普段の生活で自分の目標に対してきちんと成果を出せているかどうか?というのが重要になります。

例えば、半年でTOEIC750点目指すために計画を立てて、実行し、達成することでエンプロイアビリティを鍛えることができます。

基本的に、企業というのは4半期(3ヶ月)、半年周期でビジネスを行うことが多いので、3ヶ月、半年といった期間で目標を設定し、達成できる人が評価されます。

そういった感じで、自分で自分を自己管理して、結果を出すことができる人が「エンプロイアビリティが高い人」と言えると考えています。

 

特別すごい人になる必要は全然なくて、基本をしっかりできる人であれば、ある程度のエンプロイアビリティ(雇用される能力)があると思います。