佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
バイオ株のサンバイオが3日連続でストップ安となり、東証マザーズにも大きな影響が及んでいることからもたくさんの注目を集めています。
サンバイオの株価が今後どうなるのか気になる方がたくさんいるのですが、はっきり言ってわかりません。
しかし、伝説のアキュセラを見てみれば何かヒントが得られるかもしれないということでアキュセラとサンバイオの状況を比較してみましょう。
目次
伝説のアキュセラショック
アキュセラはサンバイオと同じく、創薬ベンチャー企業として東証マザーズに上場していました。
アキュセラは目の病気を治療する新薬を開発しており、これも成功すれば世界初であり、うまくいけば市場を独占して大きな利益を上げることができると期待されていました。

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=4589.T&ct=z&t=5y&q=l&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v
2015年の11月頃には700円台だったアキュセラの株価は2016年に入ってから爆上げを開始します。
当時はSBI証券の北尾社長もアキュセラを絶賛していたことが買いの材料になりました。
北尾さんが煽りに煽ったアキュセラ6日連続S安事件。これもまあまあカス中のカスではある。 pic.twitter.com/iKnl8Ud8SH
— 吟遊詩人ちゃん@株クラスタ (@akiyist) 2018年1月31日
#SBI ホールディングスが #アキュセラ に出資したのは04年9月。社長の北尾吉孝は若い頃に医者をめざしたこともあり医師でもある #窪田良 の会社に興味を持った。「#失明 をなくす薬をつくりたい」という思いにもほれた:@asahi https://t.co/NC9NsY8efV
— 北尾吉孝 (@yoshitaka_kitao) 2016年2月18日
SBI証券がアキュセラの大株主でもあったことを考えれば、ポジショントークで株価を上げることも考えられますが、証券会社の社長が持っている保有している株を押しまくるのはどうかと思いますがどうなんでしょうか笑。
2016年の4月からはアキュセラの信用取引ができるようになり、さらに株価は爆上げしていくことになります。
2016年5月25日にはアキュセラの株価は上場来高値7700円にまで跳ね上がり、数日前まで4000円台だった株価が爆上げするまでにアキュセラはヒートアップしていました。
しかし、高値を更新する爆上げした直後に、アキュセラの株価は急落し、怒濤の6日連続のストップ安を記録することになります。
アキュセラの株価が急落したのは、サンバイオと同じく治験実験の結果がよくなかったことを知らせるIRが出たことが原因でした。
7700円まで高騰したアキュセラは6日連続のストップ安後にやっと1100円で寄りました。
7分の1にまで株価が下がってしまったアキュセラは、その後3000円付近までリバウンドしましたが、リバウンド後は株価が下がり、低迷しています。
アキュセラから見えるサンバイオの未来

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=4592.T&d=1y
アキュセラの株価が最高値から7分の1にまで落ちているので、サンバイオも同じく考えれば7分の1下がってしまうのかも知れません。
その場合、2019年1月21日の12730円の高値から7分の1なので1900円くらいで落ち着くと考えられます。
そう考えるとサンバイオの株価はまだまだ下がるということなのでヤバそうなのですが、あくまでもアキュセラと同じだったらという仮定なので、同じ道をたどるというわけではありません。
しかし、アキュセラの時も同じような状況だったことを考えれば、過去の事例は参考になります。
さずがにサンバイオの株価が1900円まで下がると株を保有している人はヤバイので、何とか3000円台で落ち着いて欲しいと思っています。
2019年2月1日(金)の終値が5710円(前日比-1500円-20.80%)なので今後も厳しい状況が続く可能性が高いですね。
サンバイオは4日連続のストップ安となりました。